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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2025年4月4日
NO2375
◆なぜ「最近の新入社員は話が通じない」と感じるのか
4月1日に、新入社員が入ったという
会社が多いことでしょう。
初々しい彼らの姿に、
「今年こそしっかり育てよう」と
思われる方も多いのではないでしょうか。
一方で、年々
「コミュニケーションが苦手な新入社員」が
増えていると感じる声も聞かれます。
・話しかけても反応が薄い
・叱られるとすぐに落ち込む
・何を考えているのか分からない
こうした若手に、どう接すればいいのか。
今回は、「愛される技術者」へと導くための、
コミュニケーション指導のヒントをお届けします。
◆新入社員の“残念なふるまい”には理由がある
「権利ばかり主張して、感謝がない」
「納得しないと動かない」
「失敗しても言い訳ばかりで謝らない」
こうした言動を見ると、
指導する側も苛立ってしまいますが、
実は、彼らは「どうふるまえばいいのか」を、
単に知らないだけなのです。
ですから、まずは
“形から教える”ことが重要です。
◆「話し方」「聴き方」から教えよう
新入社員が現場で
“かわいがられる”ようになるには、
基本的な会話スキルの型を教えるのが近道です。
1)話し方の基本
・語尾を伸ばさない(例:~ですよねぇ)
・明るく、ハキハキと
・簡潔に話す(結論→理由)
・相手の目を見る/表情をつける
・ダラダラと一方的に話さない
2)聴き方の基本
・目を見て聴く
・うなずきや相づちで反応する
・話を遮らない
・「なるほど」「本当ですか」は控える(上から・疑いの印象)
たとえ話の内容が未熟でも、
「聞いてくれてるな」「話しやすいな」と
思われることで、信頼は生まれます。
◆叱られ方・ほめられ方も“スキル”として教える
フィードバックを受けることは、
若手の成長に不可欠です。
しかし、叱られてムッとしたり、ほめられても
「そんなことないです」と返してしまうと、
先輩たちが教えづらくなってしまいます。
3)叱られ方の型
・まず謝る:「申し訳ありません」
・素直に受け止める:「おっしゃる通りです」
・反省と感謝:「以後注意します/ご指導ありがとうございます」
4)ほめられ方の型
・否定せずに受け取る:「うれしいです」
・前向きな言葉で返す:「もっと頑張ります」
・感謝の気持ちを伝える:「ありがとうございます」
こうした“型”を知っていれば、
新入社員は堂々とフィードバックを受け入れ、
周囲からも応援されやすくなります。
◆「まず形から」教えるのが、若手育成の第一歩
建設業は人の業。どれだけ技術が進んでも、
人間関係で現場は動きます。
今年入ってくる新入社員には、まず
「1話し方・2聴き方・3叱られ方・4ほめられ方」の
4つの基本を“形”として伝えてみてください。
その一つひとつの型が、
「信頼され、愛される技術者」への
第一歩となります。
(参考:『幸之助論』ダイヤモンド社)
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【編集後記】
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昨日より新入社員研修始まりました。
わたしも少し登壇しました。
厳しく、そして温かく接するようにしようと思います。
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社長ブログ