社長ブログ

建設技術者が心得ておきたい「ことば」とは 【がんばれ建設1735】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年3月24日
NO1735

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今日の一言
「念ずれば花ひらく」
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私降籏が、ゼネコンを退社し、ハタ コンサルタント株式会社を

起業してまもなく、思ったように仕事ができず、日々悩んでいました。

建設に特化した技術コンサルタントは前例がなく、

建設会社に認められなかったのです。

そんなとき坂村真民さんの詩に巡り会いました。

「念ずれば 花ひらく」

念ずれば

花ひらく

苦しいとき

母がいつも口にしていた

このことばを

わたしもいつのころからか

となえるようになった

そうしてそのたび

わたしの花がふしぎと

ひとつひとつ

ひらいていった

「そうか、念ずればいいのだ」

と思いたち、ひたすら建設業の発展を念じながら動いていると、

ありがたいことに仕事が増えてきました。

当時は個人事業主でしたので、仕事が増えると

昼は研修やコンサルティング、夜は資料作成、請求書作成と

寝る時間がなくなってしまいました。

あくせくする毎日でした。

そんな時に出会ったのは、やはり坂村真民さんの次の詩です。

「時」

日の昇るにも

手を合わさず、

月の沈むにも

心ひかれず、

あくせくとして

一世を終えし人の

いかに多きことぞ。

道のべに花咲けど見ず、

梢に鳥鳴けど聞かず。

せかせかとして

過ぎゆく人の

いかに多きことぞ。

二度とないこの人生を

いかに生きいかに死するか、

耳をかたむけることもなく

うかうかとして、

老いたる人の

いかに多きことぞ。

あくせくしている自分が恥ずかしくなったものです。

坂村真民先生をインタビューした致知出版の藤尾秀昭氏の

言葉があります。

『忘れられない思い出がある。

 あれは確か、真民先生のお宅を二回目に

 お訪ねさせていただいたときのことだ。

 ひと通り、話が済んだ雑談の中で、先生がポツリと呟くように

 「老人は早起きだというが、そんなことはない。

 私も本当は普通の人と同じように遅くまで寝ていたい。

 しかし、私が普通の人と同じように遅くまで寝ていて、

 どうして人々の心に光を灯す詩が書けますか。

 創造する人間は絶えず、危機の中に身をおいてないといけない」』

このときの坂村真民先生は八十九歳だったそうです。

「創造する人間は絶えず、危機の中に身をおけ」

私たち、建設技術者も、創造する人間として、

絶えず努力し続けたいものです。

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【編集後記】
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2日間、幹部社員さんと

「長期ビジョン構築会議」を開催しています。

10年後のハタ コンサルタント株式会社を

熱く討議しています。

今から10年後にワクワクします。

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