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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年3月28日
NO1950
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だれしも建設業界で働く限りは一流の技術者に
なりたいと思うことでしょう。
ではどうすれば一流の技術者になれるのでしょ
うか。
それは1万時間です。
1万時間の法則という言葉は、英国生まれの元
新聞記者、マルコム・グラッドウェル氏の著書
『天才! 成功する人々の法則』(講談社、2009年)
によって広められました。
グラッドウェル氏は、
「1万時間とは、偉大さを示すマジックナン
バーなのだ。」
と言っています。
グラッドウェル氏は、ある調査において
「エリート演奏家は20歳までに合計で1万時間
の練習を積み重ねた」という結果が出たと述
べ、大きな成功を収めるには1万時間もの練習
が必要だという「1万時間の法則」の存在を指
摘しました。
バイオリン演奏の実験によると、バイオリンを
いつ始めたとしても、1万時間練習したグループ
の方が習熟度が高かったそうです。
さらに面白いのは、「練習をせずに天才的才能
を発揮する」人も、「いくら練習をしても上達
しない人」の両者も見られなかったのだという
ところです。
では、目の前の仕事で忙しい中、どうすれば
1万時間を費やすことができるのでしょうか。
2年:10000 / (2 x 365) = 13.7 時間
5年:10000 / (5 x 365) = 5.4 時間
10年:10000 / (10 x 365) = 2.7 時間
これを見ると2年で一流になることが難しい
ですが、10年間毎日3時間の修練をすることは
できそうです。
職人の世界で、一人前になるには10年かかる
というのは論理的だということです。
「すし」の専門学校に短期間通うとスキルが
身につくと言われていますが、2年間13.7時間
修練すると一流に近づくということでしょう。
読者の皆さんが一流に近づくためには、10年間
毎日3時間自らの修練に取り組む必要がありま
す。
若手の定着率を上げるため、毎日3時間、10
年間、修練の時間を与えることは有効かもしれ
ません。
しかもこれは若手だけの特権ではありません。
40歳台、50歳台、60歳台だとしても1万時間
費やすことで一流に近づけます。
資格の取得
読書
語学力
きょうから1日3時間の修練を始めたいもので
す。
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【編集後記】
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今朝、通勤途中、桜の花がほぼ満開でした。
桜色で暗い雰囲気を吹き飛ばして欲しいもので
す。
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