新入社員集合研修の見直しを検討されている人事の皆様へ【がんばれ建設1507】
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がんばれ建設
～建設業専門の業績アップの秘策～
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年3月17日
NO.1507
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今日の一言
「知識習得より行動変革を」
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大手建設会社では、本社に新入社員を集めての
集合研修はほとんど中止しています。
入社式後、すぐに支店に配属し、支店で少人数での
新入社員研修を実施する予定です。
さてその際、新入社員研修にて、どうすればよいのか、
という問い合わせが増えています。
そこで、建設業の新入社員を現場に配属する前に
教えるべき内容を説明いたします。
●建設業の新入社員が現場に配属する前に教えるべき内容は、大きく3つです。
1)現場力
現場で必要最小限の技術として、以下の6項目の概要を
伝える必要があります。
・品質
写真撮影、測量、図面の読解
・原価
出面の取り方と歩掛かりのまとめ方
・工程
工程表の読み方
・安全
自分の安全を守る方法
・環境
マニフェストの使い方
・コミュニケーション能力
挨拶、目上の人との話し方
2)熱意
自分自身の熱意を上げるための方法を教える必要があります。
現場では「今日は気分が乗らない」ということは言えないからです。
そのためには、プラスの言葉、動作、表情を意識してできるよう
指導しましょう。
プラスの言葉
やれる、できる、ワクワクするという言葉を使い、
無理、できない、だめだという言葉を使わない。
プラスの動作
握手、拍手、ガッツポーズを意識して行い、
うなだれたり、無視したりしない。
プラスの表情
笑顔、前向きな表情を意識して行い、
ぶすっとした表情をしない
プラスの言葉、動作、表情で行動していると、
脳にプラスの刺激が与えられ、やる気が出ることは
脳科学的に証明されています。
学生時代は、自分の感情のまま言葉、動作、表情を
示していたでしょうが、社会人は、自分の言動を
自らコントロールする必要があることを伝えましょう。
3)人間力
もっとも大切で、かつ教えることが難しいのが人間力です。
これは教えるというよりも、上司や先輩が率先して行動することが
なにより必要です。
人間力に関して重要なことは8つあります。
仁；思いやり
義；正しい行い
礼；感謝の気持ち
智；学び続ける
忠；努力する
信；約束を守る
孝；目上を尊重する
悌；目下を尊重する
●知識習得より行動変革
研修というと、どうしても知識を習得させることを優先しがちですが、
若手に必要なことは、行動を変革させることです。
人は新たな習慣を身につけるために3週間必要といわれています。
そこで3週間の新入社員研修のうちに、望ましい行動を習慣化させる
ことが必要です。
建設会社の新入社員に必要な習慣は以下のとおりです。
1)毎日本を読むこと
2)プラスの言葉、動作、表情で行動すること
3)身の回りの掃除をすること
4)呼ばれたら0.3秒以内に「はい」ということ
5)毎日10回以上「ありがとう」ということ
知識を詰め込むよりも、これら5つの行動ができるようにした後、
現場に送り込めば、現場は安心して新人を迎えることができるでしょう。
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【編集後記】
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いよいよマスクの在庫が少なくなってきたため
洗えるマスクを調達しました。
人前で話すのが仕事なので、気がかりでしたが
これで心配がなくなりました。