社長ブログ

建設業界にはびこる「なにかあったらどうすんだ症候群」【がんばれ建設2069】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年12月13日
NO2069

◆建設業界にはびこる「なにかあったらどうすんだ症候群」

元陸上選手の為末大氏が先日、SNS(交流サイト)

で、私たちの国は「なにかあったらどうすんだ症候群」

にかかっている、と発信していました。

それは社会に安定と秩序をもたらすが、

副作用として停滞を生み、個人の可能性を

抑制するといいます。

例えば、以下のようなことです。

・マスクをしていないで、なにかあったらどうするんだ

・忘年会を開催して、なにかあったらどうするんだ

・小学生に組体操をさせて、なにかあったらどうするんだ

建設業界でも同じようなことがあります。

・新技術、新工法を採用してなにかあったらどうするんだ

・新規協力会社と契約して、なにかあったらどうするんだ

・外国人高度人材を採用して現場をまかせて、

 なにかあったらどうするんだ

・高価なICT機器やデジタル機器を購入して、

 なにかあったら(使えなかったら)どうするんだ

この症候群は、未来を予測してコントロール

できるものと考え、その逆算でしか物事を

判断できないと考える場合です。

しかし、実際には予想しないことが必ず起きます。

これを「危ない」や「予想外」となり、「やめよう」

という判断をするのです。

ここから抜け出るためには「やってみよう、

やってみなけりゃわからない」を、

会社の合言葉にしなければなりません。

そのためには、未来は予測もコントロールも

できないと覚悟しなければなりません。

その上で、リスクを正しく認識して最小限に

抑える備えを怠らず、物事の優先順位を考えて

行動することが重要なのだと思います。

アメリカ大リーグではリスクを認識して

最小限にしようとしています。

故障を回避するため投手は約100球で交代、

主力選手もよく欠場します。

一方、守備では無謀にも見える極端なシフトを

敷きます。

どちらもその背景にあるのは最新のデータ分析や

医科学の進化です。

そして選手生命とゲームの勝敗の優先順位を

考えているのです。

価値を最大化するためのリスク管理といえるでしょう。

建設会社でも、リスクを認識しながら

イノベーションを進める勇気が必要だと思います。

ハタ コンサルタント株式会社では建設会社の

イノベーションを進めるための支援の一つとして、

ベトナム人高度人材採用支援をしています。

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日本経済新聞6/8記事を一部参考にしました。

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【編集後記】
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北海道、日本海側は雪模様です。

除雪部隊の皆さん、くれぐれもご安全に。

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