社長ブログ

ベテランが若手社員とコミュニケーションをとるコツとは【がんばれ建設2068】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年12月12日
NO2068

◆ベテランが若手社員とコミュニケーション

をとるコツとは

若手社員とのコミュニケーションが

難しいという意見をよく聞きます。

年齢差があり、「うまくつきあえない」と

いうのです。

『運が開ける【欽言録】』にて、萩本欽一さんが

「若手」である勝俣州和さんのことを書いています。

勝俣州和くんが一時仕事がなかったころが

ありました。

それから3年くらい後、彼がまた、タレントとして

一気にテレビに出演するようになった時のことです。

「お前、よく返り咲いたなぁ」と言ったら

「ハイ、あの時、教えてもらった通りに

やったらうまくいきました」と勝俣くん。

僕は彼にこう言ったそうです。

「お前ねぇ、今、ディレクターをやってる土屋とか、

番組を動かしてる人間にヨイショしててもダメだよ。

彼らは今、活躍している人気者と仲が良く、

若い人をメインに使ってくれることは少ない。

お前が本当に仕事をする相手は、ディレクターの

下についてる若手のAD (アシスタント・ディレクター)達。

彼らと仲良くしておくことだよ。

彼らはまだ給料も少ない。

仲間との食事に行ってお金を使うんだったら、

彼らに「食事に行きましょう!」と声をかけ、

食事代を払う。

そうやって仲良くしておけば、その人達が

一本立ちして自分の番組を持つ時、

『僕の一番仲が良いタレントは勝俣くんだ。

一緒に番組をやろう!』

と必ず言ってくれるから」

「言われる通りにやってたら、3年後になって

その時一緒に飲んだり、食ったりしてい たADが

『勝俣くん、オレ、一人前になったよ。

番組、出るか?』

3人同時に声をかけてくれて、レギュラーが

一気に3本になりました!」

「為(ため)にする」という言葉があります。

これは自分の利益という下心が先にあって、

ものごとを行うことをいいます。

若手を、食事に誘い、食事代を払ったりする

のを「為にする」ようなら、それは決して

いい結果は生まれません。

あくまでも、純粋に「楽しいから」、

「気持ちがいいから」一緒にいたり、

食事代を出したりするならいいけれど、

そうでないならすぐに下心を見透かされます。

人として一番上等な人は「人を喜ばせる」のが

好きな人です。

仏教でいう「忘己利他(もうこりた)」の人です。

自分のことを忘れて、若手に喜んでもらうことを

することです。

「若手」に飲ましてやっているというのではなく、

若手が一緒にご飯を食べるのが楽しいという

気持ちでいたいものです。

特にベテランが、若手と付きあうときに、

上から目線で説教ばかりするのではなく、

魅力がなければ人は離れていきます。

自分が楽しみ、若手に魅力を感じてもらえるような

付き合いをすることで、若手との距離が

縮まることでしょう。

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【編集後記】
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今日からハタ コンサルタント株式会社に

新たな仲間が増えます。

夜は歓迎会。

楽しみです。

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