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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2025年4月18日
NO2381
◆「どうぞお先に」は、人間関係がうまくいく現場の魔法の言葉
建設現場では、多様な人が関わります。
上司・部下、協力会社、職人さん、近隣住民。
そんな中で、「なんとなくそりが合わない」
「最近、あの人との距離がうまく取れない」
と感じたことはありませんか?
また、新しい現場に入ったとき、
「なんとなくなじみにくいな」
「居場所がつかめないな」と
思うこともあるかもしれません。
そのようなときに試してみてほしいのは、
「どうぞお先に」という、たった一言のふるまいです。
◆感じのよさは、小さな丁寧さの積み重ね
「どうぞお先に」
「物を丁寧にあつかう」
「挨拶を一度立ち止まって丁寧にする」
どれも、子どもの頃に
教わったようなことかもしれません。
でも、現場で忙しくしているうちに、
いつの間にかおろそかになっていないでしょうか。
実はこの“丁寧なふるまい”には、
人間関係の潤滑油になる力があります。
相手の立場を思いやる姿勢は、
自然と場の空気を和らげ、信頼をつくります。
◆「丁寧に働く技術者」はチームを動かす
建設現場でも、「あの人は話しやすいな」
「一緒に仕事しやすいな」と思われる人がいます。
その共通点は、技術力だけではなく、
人への接し方の丁寧さにあります。
「挨拶を笑顔で返す」
「後輩のミスに感情的にならずフォローする」
「協力会社の作業員に敬意を持って接する」
こうした「小さな丁寧さ」は、
チーム全体の雰囲気をよくし、
現場の生産性向上にもつながっていくのです。
◆“道”に学ぶ、「わが身に置きかえる」姿勢
茶道には
「どうぞお先に」「物を丁寧にあつかう」ことを、
最初に教える作法があります。
これは、日本人が大切にしてきた
「わが身に置きかえる」という精神の表れです。
「自分がされたら嬉しいことをする」
「自分が嫌なことは、他人にも押しつけない」
この姿勢は、現場での人間関係や
信頼構築においても非常に有効です。
◆「どうぞお先に」がもたらす現場の変化
「どうぞお先に」と言える人。
「物を丁寧にあつかう」人。
それは、技術だけでなく、
人として信頼される技術者の姿です。
現場でのちょっとした言葉や所作が、
周囲との距離を縮め、結果として
仕事のやりやすさを生み出します。
忙しい日々の中こそ、
「丁寧にふるまう」という
選択をしてみましょう。
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【編集後記】
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新入社員研修にて、測量実習を行い
久々に測量魂が蘇りました。
ダム現場で切土丁張を掛けたときの
緊張感を思い出しました。
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社長ブログ