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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2025年1月17日
NO2350
◆なぜ上司は部下にアドバイスをしてはいけないのか
現場で困っている人がいたり、
相談を受けたりすると、
ついアドバイスしてしまいがちです。
しかしそのような人は、
必ずしもアドバイスを求めていません。
アドバイスをしたがる人を
「アドバイス・モンスター」といいます。
その人は、「教えたがる人」「助けたがる人」
「コントロールしたがる人」です。
そのような行動は「自分は他人より優れている」
「経験がある」「年上だ」「頭がいい」
「自信がある」「勉強している」という
気持ちが元になっています。
ここでアドバイスより大事なことは
「相手に寄り添うこと」です。
例えば掘削していて
地下水が噴き出したとしましょう。
×アドバイスをしてしまう
担当者A「地下水が出てきました。どうしたらいいですか」
上司B「4インチのポンプ2台を入れればいいよ」
A「わかりました。そうします」
〇相手に寄り添う
担当者A「地下水が出てきました。どうしたらいいですか」
上司B「どうしたらいいと思う?」
A「ポンプを入れれば良いと思います」
B「私にできることは何かないかな」
A「発注者に連絡をして状況を伝えておいていただけませんか」
B「分かった。連絡しておくよ」
大切なことは、相談を受けた人が
アドバイスするのではなく、
自分の出番を作ることです。
そのことで部下や後輩は
自分で考えるようになるでしょうし、
仕事の達成感も高まることでしょう。
『アドバイスしてはいけない』
マイケル・バンゲイ・スタニエ著を
一部参考にしました。
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【編集後記】
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1月に入り、
お問い合わせ、ご相談が増えてきました。
少しでもお悩みごとが減るよう対応いたします。
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社長ブログ