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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2025年3月28日
NO2372
がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社
降 籏 達 生
2025年3月28日 NO2372
お世話になっている皆様。
いつもありがとうございます。
ハタ コンサルタント株式会社 降籏達生
(ふるはたたつお)です。
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◆なぜ現場では若手技術者が失敗をすることが大切なのか
建設業界では、
ミスが許されないという意識が強く、
特に若手技術者は「失敗してはいけない」と
プレッシャーを感じがちです。
しかし、本当に大切なのは、
「失敗しないこと」ではなく、
「失敗から学ぶこと」ではないでしょうか。
1. ドイツの教育に学ぶ「考える力」
ドイツの小学校では、
子どもが弁当を忘れたとき、
先生はすぐに親に連絡するのではなく、
「どうするの?」と問いかけます。
すると子供は
「友達にお願いして、少しずつお弁当をわけてもらいます」
または
「親に電話をして、お弁当を持ってきてもらいます」
などと答えます。
これにより、子どもは自分で考え、行動し、
次回から忘れないように意識するようになります。
日本ではどうでしょう。
「先生、お弁当を忘れてしまいました」という
言葉を聞いた先生はすぐさま親に電話をして、
お弁当を持ってきてもらうように頼むことが
多いのです。
これでは子どもが「考える機会」や
「失敗から学ぶ機会」を失ってしまいます。
2. 建設現場でも同じことが言える
若手技術者が現場でミスをしたとき、
上司や先輩がすぐに解決してしまうケースが
よくあります。
「測量ミス?すぐに直しておくよ」
「書類の不備?代わりに作り直しておくよ」
この対応は、一時的にはスムーズに見えますが、
若手技術者の成長の機会を奪うことになります。
3. 失敗する権利、考える権利を与える
失敗を恐れず、自ら考え、
解決策を見つけることで、
技術者は成長します。例えば、
・ミスが起きたら、「どうすれば防げる?」と問いかける
・問題解決の手順を自分で考えさせる
・「なぜこの作業が必要か?」を意識させる
これにより、若手技術者は
「指示待ち」ではなく、「主体的に動ける人材」へと
成長していきます。
4. 選択の機会を与えることで成長が加速する
建設業界は変化が激しく、
新技術や新工法の導入が進んでいます。
・どの工法を採用するか?
・どのICTツールを活用するか?
・どのように安全対策を強化するか?
こうした選択を
若手技術者に任せる機会を増やせば、
現場の生産性向上にもつながります。
5. 現場の指導者としての心構え
上司や先輩の役割は、
問題を解決することではなく、
「考えるきっかけを与えること」です。
・「どうすればいいと思う?」と問いかける
・「試しにやってみよう」と背中を押す
・「うまくいかなかったら、フォローするよ」と安心感を与える
このような環境が、
技術者の成長を加速させます。
「失敗する権利」を奪わず、若手技術者に
「考える機会」「選択する機会」を与えよう。
この姿勢が、未来の建設業界を支える優秀な
技術者を育てる鍵となるのではないでしょうか。
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【編集後記】
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先日ある建設会社で類人猿診断研修を行いました。
とてもコミュニケーションのタイプが
診断結果と合っていて盛り上がります。
改めて人とのコミュニケーションを
意識して行おうと思います。
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社長ブログ