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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2025年3月24日
NO2370
◆本音を言わない退職者から真の退職理由を聞く方法とは
優秀な技術者が離職することは大きな課題です。
しかし、退職時に本人から本当の理由を
聞き出すのは容易ではありません。
なぜなら、多くの退職者は
すでにモチベーションが低下しており、
会社への配慮やトラブルを避けるために
本音を語らないからです。
実際の離職理由としては、
以下のようなものが挙げられます。
人間関係の問題
給与や待遇への不満
仕事のやりがいの欠如
会社の将来への不安
しかし、これらの理由が
退職時に明確に伝えられることは少なく、
表向きには
「キャリアアップのため」「家庭の事情」などと
されることが多いのが実情です。
そこで、
離職の兆候(離職の芽)を事前にキャッチし、
早期に対策を講じることが重要です。
例えば、次のようなケースが考えられます。
1)離職理由:人間関係が好ましくなかった
離職の芽:新しい上司との折り合いが悪い
施 策:個人面談の実施
2)離職理由:満足のいく仕事の内容ではなかった
離職の芽:現在の仕事に興味が持てない
施 策:配置変更
3)離職理由:労働条件に不満
離職の芽:がんばっているのに評価してもらえない
施 策:評価制度の見直し
4)離職理由:会社の将来に不安を感じた
離職の芽:経営陣の考えが分からない
施 策:経営理念の浸透
このように、社員が離職にいたる前の
小さなサインを見逃さず、
適切なアクションを取ることが、
離職防止に直結します。
また、退職時の
アンケートやヒアリングを実施しても、
十分な情報が得られない場合があります。
そのため、工夫が必要です。
1)問題:離職理由がわからない
施策:スマホを使ったアンケートで回答率を上げる
2)問題:忙しくて個人面談ができない
施策:面談を外部委託する
離職防止には
「退職者の声」を聞くだけではなく、
現場の技術者が抱える日々の悩みや不満を
事前にキャッチし、すばやい対応を取ることが
重要です。
建設業は「人」が資本の業界です。
技術者が長く働ける環境を整備し、
企業全体の成長につなげていきましょう。
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【編集後記】
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春分が過ぎ、事務所の桜の花が
はらはらと散っています。
事務所は暖かいので、野の桜よりも
早く葉桜になりそうです
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社長ブログ