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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2025年5月16日
NO2392
◆「アンパンマン」が教えてくれた成功する建設技術者の秘訣
「運・鈍・根」という言葉をご存知でしょうか。
現在、NHKの朝ドラで描かれている
漫画『アンパンマン』の作者で
やなせたかしさんが語った人生訓です。
彼は70歳直前にして『アンパンマン』という
代表作に辿り着きましたが、
それまでの道のりは
決して平坦ではありませんでした。
この「運・鈍・根」、私は建設技術者にも当てはまる言葉だと思っています。
◆「運」──チャンスは続けている者にだけ訪れる
「自分には運がない」と言う人がいます。
しかし、やなせさんはこう言っています。
「運は、自分でつかまなくちゃいけない」
施工計画書を書いても、
すぐには評価されないかもしれません。
技術提案を出しても、
採用されないかもしれません。
でも、やり続けている人にだけ、
ある日ふと「運」が巡ってくるのです。
日々の努力の中で、
偶然のように見えるチャンスが舞い込みます。
それを掴めるかどうかは
「やり続けているか」にかかっています。
◆「鈍」──器用でなくてもいい、真面目にやる人が最後に残る
すべての業務を器用にこなす人もいますが、
現場では「ちょっと不器用」なくらいの人の方が
丁寧に、真剣に、仕事に向き合っていたりします。
失敗をした部下が落ち込んでいたとき、私は
「人は誰しも不器用。でもそれでいいんだよ」
と声をかけます。
不器用でも、愚直にやることで信頼は積み上がります。
むしろ不器用なほうが、基本を大切にする分、
現場では重宝されるのです。
◆「根」──最後に勝つのは、やり続けた人
現場では、厳しい環境や長い工期の中で、
心が折れそうになることもあります。
しかし、根気よくやり続ける人は、
周囲が気づかぬうちに
力を蓄え、成長しています。
そして「誰かが見ていてくれて、運が巡ってくる」のです。
若手の皆さんには、
「これって意味あるのかな」
と思うような日々の積み重ねこそが、
将来の武器になると伝えたいです。
やなせさんは言います。
「人生にムダなことなんて、一つもない」
◆建設技術者こそ「運・鈍・根」を胸に
建設業界は、成果がすぐに見えにくく、
時には理不尽にも思える業界です。
しかし、運をつかむために
手を動かし続けること。
鈍でもコツコツと続けること。
根気よく、日々の現場に向き合うこと。
それこそが、
技術者としての確かな道ではないでしょうか。
若手の皆さんにこそ、
「運・鈍・根」を
胸に刻んでもらいたいと思います。
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【編集後記】
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週末に社員さんとともに、
大阪関西万博に行ってきます。
最新技術を学んできます。
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社長ブログ