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社長ブログ

「コミュニケーション力が低い」のは普通のこと。自信をつけるための3つのステップ【がんばれ建設2409】

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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2025年6月25日
NO2409

◆「コミュニケーション力が低い」のは普通のこと。自信をつけるための3つのステップ



建設現場では、協力会社、顧客、近隣住民など

多くの人と関わる場面が日常的にあります。

しかし若手技術者の中には、

「コミュニケーション力が低い」「人が怖い」

「会議が苦手」「現場で委縮してしまう」

といった悩みを抱えている方も

多いのではないでしょうか。



今回は、元陸上自衛隊心理教官

下園壮太さんの知見を参考に、

「人間関係の不安」を乗り越えるための考え方と

自信を回復する3つのステップをご紹介します。



◆人が怖いのは“原始人”として正常な反応



「人が怖い」と感じるのは、

ごく自然なことです。

人類の長い歴史を振り返ると、

知らない人=潜在的な敵であり、

警戒することは生き延びるための

本能的な反応でした。



とくに疲れているとき、体調が優れないときは、

その警戒心がさらに強まります。

つまり、「今日なんだか人と話すのがしんどい」

と感じるのは、「原始人モード」が作動しているからです。



そんな自分を責めるのではなく、

「今、自分はエネルギーが低下している」

と気づくことが第一歩です。



◆「味方工作」で不安をやわらげる



警戒心をゆるめるためには、

「味方」を確保することが重要です。



・職場のことは家族に

・家族の悩みは職場の仲間に

・同僚には言いにくいことは旧友に



このように、

役割別に話せる相手を複数つくることで、

「自分はひとりじゃない」と感じられます。

これが「味方工作」です。



若手技術者であれば、

まずは信頼できる先輩に一言

「最近、ちょっと不安なんです」

と打ち明けてみるだけでも、

心の負担はぐっと軽くなります。



◆自信を取り戻す3ステップ



エネルギーが回復したら、

次は自信をつけるステップに進みます。

自衛隊でも実践されている3つの方法は、

建設現場でも応用できます。



1)体力をつける

体力がつくと、それだけで「自分はやれる」

という感覚が得られます。

朝の散歩、軽い筋トレから始めてみましょう。



2)一芸を磨く

「この工種は任せてください」

「ICT機器の操作なら私が」

と言えるような技術や知識を身につけることで、

自信は大きく育ちます。

小さな得意分野を1つ持つことから始めましょう。



3)人の役に立つ

後輩にアドバイスしたり、

協力会社に配慮した段取りを組んだりなど、

他者のために行動することで「ありがとう」の

言葉がもらえるようになります。

その体験が大きな自信につながります。



現場で人間関係に不安を感じたときには、

「自分はダメだ」と責めるのではなく、

「原始人モードが作動しているだけ」

と受け入れましょう。

そして、少しずつ「味方」を増やし、

自信を積み重ねていくことが、

強い技術者への第一歩です。



【参考】日経グッデイ「人が怖い」は当たり前、

自信をつける3つのステップ(2025年5月22日)

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