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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2025年12月19日
NO2477
◆「何でもすぐ聞く若手」に、どう向き合えばよいのか
「自分で考えずにすぐ聞きにくる若手が多くて」
最近、こんな声を建設現場の管理職や
ベテラン技術者から耳にします。
「この作業どうしたらいいですか?」
「図面に書いてないんですけど、どうしたらいいですか?」
たしかに、報連相が早いのは良いことですが、
同時に「少しは自分の頭で考えてみてほしい」
というのが本音ではないでしょうか。
■なぜ今「考える力」が求められているのか?
建設現場は「生き物」です。
天候、地盤、資材、人員、クレーンの可動状況
すべてが毎日変わります。
だからこそ、一人ひとりの判断力、対応力、
応用力が現場全体の生産性を大きく左右します。
にもかかわらず、自ら考え、工夫する力が弱い
若手が増えているという声が多いのが現状です。
・指示があるまで手を動かさない
・応用が利かない
・小さなトラブルでフリーズしてしまう
これは本人の資質だけの問題ではありません。
教える側が“答えをすぐ与えてしまっている”
ことも原因かもしれません。
■答えを教えるのではなく「考えさせる問い」を
パナソニック創業者・松下幸之助氏は、
社員が相談に来るたびにこう問いかけたそうです。
「君ならどうするんや?」
この“問い返し”の習慣が、社員の自立心を育て
「モノづくりの前に人を育てる会社」へと
導いたのです。
建設現場においても同様。
若手社員が相談に来たときには、
次のような「“ど”付き質問」を投げてみてください。
「君なら“ど”うする?」
「“ど”ういう理由でこうなったと思う?」
「他に“ど”んな方法がある?」
「“ど”れが一番良い方法だと思う?」
こうしたやりとりが習慣化すれば、若手の間に
「相談に行く前に自分の意見をまとめる」
という意識が根づき、自然と“考える力”が
育っていきます。
■「“ど”付き質問」導入の注意点
1) 時間がかかることを覚悟する
この手法には即効性はありません。
一問一答で仕事が進むわけではなく、あえて
考えさせる“間”を設ける必要があります。
2) 短気は禁物
「早く答えろよ!」と急かせば、
若手は委縮してしまいます。
答えが出なくても待つ姿勢が、
教育する側に求められます。
3) 失敗しても怒らない
最初の答えがズレていても、
「違う、そうじゃない」と即否定しないこと。
「なぜそう思ったのか?」
「他に考えられる方法は?」と、
掘り下げて一緒に考えることが大切です。
■今こそ、じっくり人を育てる時代
建設業界は今、大きな転換点にあります。
・技能者不足
・デジタル技術の進化
・多様化する働き方
こうした変化に対応していくには、
現場力の基盤である「考える人材」を
一人でも多く育てることが必要です。
そのためには、「すぐ答えを出す」上司ではなく、
“考えるきっかけを与える”先輩や所長が
求められているのです。
【まとめ】明日からできる “考えさせる習慣”
・若手が質問に来たら、まずは「どう思う?」と問い返す
・回答が曖昧でも、怒らず一緒に考える
・相談のたびに、「次からはどうする?」と自走の意識を促す
・週に一度、「気づき」や「改善案」を聞く時間を設ける
小さな工夫の積み重ねが、
“考える現場”と“育つ職人”をつくります。
若手の“考える力”を養うには、
一朝一夕の行動では身につかないでしょう。
長い時間をかけて習慣化させることには、
長期セミナーが最も効果的といえます。
ハタコンサルタントの若手向け長期セミナー
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多くいただいております。
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【編集後記】
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寒い日が続きます。
日本海側の方々は、雪で工事が
たいへんなことと思います。
くれぐれもご安全に。
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社長ブログ