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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2025年8月6日
NO2425
◆「8時10分前に集合」問題に学ぶ、現場のコミュニケーション
先日、Yahoo!ニュースで話題になっていた
「8時10分前に集合」の件、
ご覧になった方も多いと思います。
昭和世代なら「8時の10分前=7時50分」と
考えるのが普通ですが、
10代~20代の若者世代の64%が
「8時~8時9分の間」と答えたそうです。
実際に街頭インタビューで、
「8時10分の前かと思いました」
という声もあったそうです。
◇現場でも起きる「認識のズレ」
この話題は笑い話で終わらせてはいけません。
現場では「月末までに提出して」と伝えたのに、
部下が日曜の23:59に提出してきた、
という事例もあります。
私たち上司やベテランは
「29日(金)の17:30まで」が常識ですが、
若手は「文字通り月末の23:59」と
捉えるケースがあるのです。
◇伝え方を工夫してもズレはなくならない
「7時50分に集合」
「29日(金)17:30までに提出」
と具体的に伝えるのは大切ですが、
これでも認識のズレはゼロにはなりません。
受け手の「フィルター」によって
解釈が変わるからです。
そこで重要なのが、
「作業する側が確認する」習慣をつけること。
レストランでお客様の注文を復唱するように、
「確認ですが、7時50分集合で間違いないですか?」
「締切は29日(金)の17:30ですね?」
と、部下が上司に確認するルールを徹底することです。
◇現場での具体策
・確認を義務化する
報告・連絡・相談の中に
「指示の復唱」を必ず入れる。
・締切をカレンダー化する
個人のスマホやTeams、チャットツールで、
日時指定のリマインドを設定。
・あいまいな表現をなくす
「月末」「10分前」といった曖昧表現をやめ、
必ず日付・時間を指定。
◆まとめ
世代間の認識のギャップは必ずあります。
大切なのは、
・指示する側が具体的に伝える
・受ける側が必ず確認する
この2つを徹底して「ズレ」をなくすことです。
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【編集後記】
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8時10分前の認識が人によって異なるとは
驚きですね。
これからはよく確認しながら
待ち合わせ時間を決めようと思います。
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