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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2026年3月4日
NO2502
◆100年追跡調査が示した「70歳まで活躍する技術者」の共通点とは
1921年、ルイス・ターマン博士が
スタートさせた壮大な研究があります。
カリフォルニアの児童1,500人以上を対象に、
生涯にわたって追跡調査を行ったものです。
数十年に及ぶ研究の結果、
70歳を超えてもなお健在な人たちに
共通していたのは、
conscientious(コンシエンシャス)
~勤勉・真面目・誠実
という性格特性でした。
つまり、「コツコツ努力を重ねる人」こそが、
長く活躍し、充実した人生を送っていたのです。
これは、建設技術者にも
そのまま当てはまるのではないでしょうか。
◆「基礎工事なり」― 技術者人生も同じ
私が若い頃に出会い、
何度も読み返してきたのが
森信三先生の次の言葉です。
人間は何事も10年の辛抱が肝要。
奪うべからざるは基礎工事なり。
建設に携わる私たちは
「基礎工事」の重みを誰よりも知っています。
・安全管理の基礎
・原価管理の基礎
・工程管理の基礎
・人間関係の基礎
若手時代の10年は、
まさに“人生の基礎工事”です。
派手さはなくとも、
黙々と努力を重ねた人だけが
後に大きな現場を任されます。
◆「効率重視」の時代に忘れてはいけないこと
いまの時代は、タイパの名の通りに
・効率的に
・スマートに
・最小努力で最大成果
がもてはやされます。
しかし現場ではどうでしょうか。
安全も品質も、
「コツコツ確認」
「コツコツ是正」
「コツコツ改善」
その積み重ねです。
ICT施工、DX活用、BIM/CIMの導入も重要ですが、
それを使いこなすのは「勤勉性」です。
不易(守るべき本質)と流行(変化への対応)。
その両方を支えるのが、地道な努力です。
◆若手育成に必要な“すさまじさ”
森信三先生はこうも言います。
人間の生き方は
何処かすさまじい趣がなくてはならぬ。
表面は穏やかでも、内側に燃える信念を持つ人。
若手は、上司の言葉以上に「姿勢」を見ています。
・忙しくても勉強を続ける姿
・休日も現場のことを考える姿
・失敗しても逃げずに向き合う姿
その“すさまじさ”が、若手の背中を押します。
若手の育成は、
まずは自分自身の生き様が先決問題で、
教育はそのおこぼれだとも言えます。
◆終身現役でいるための条件
建設業界は今後、
70歳就業が当たり前の時代になるでしょう。
60歳以降も現場で活躍する人は、
・愚痴を言わない
・学びを止めない
・若手に敬意を払う
・挑戦をやめない
そして何より、「勤勉」です。
人生後半こそ、倍の努力。
終わりが近づくほど輝く“末広がりの人生”
これが、建設技術者としての
理想像ではないでしょうか。
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【編集後記】
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私は2月23日に65歳になりました。
70歳まで活躍できるよう、
すさまじさを意識してがんばります。
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社長ブログ