建設会社のお困りごと支援 ハタ コンサルタント株式会社

社長ブログ

どうすれば工事成績評定を上げることができるのか~高評価のための7つのポイント【がんばれ建設2398】

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2025年5月30日
NO2398


◆どうすれば工事成績評定を上げることができるのか~高評価のための7つのポイント



公共工事を手がけている方なら

誰しも気になる、「工事成績評定点」。



この点数、実はただの成績ではありません。

次の入札に影響するばかりか、

現場や会社の信頼そのものを左右する

重要な評価です。



そしてこの評価基準を知ることは、

公共工事をしていない企業にとっても

「顧客満足度」を高めるためのヒントになります。



◆成績上位100件から見えてきた7つの共通点



私は全国の工事評価点が高い現場と管理者、

約100件を調査・取材しました。

その結果、評価の高い現場には、

共通する7つの力があることがわかりました。



1. 【改善力】ミスを繰り返さない現場は強い

同じ失敗を繰り返さないためには、

「どこで何が評価されたか・されなかったか」を

分析して改善するPDCAが必須です。



「なんとなく良かった」では、

次につながりません。

現場ごとに必ず振り返りを残しましょう。



2. 【対応力】コミュニケーションに“難しさ”を知る

「言った」「聞いてない」の食い違いは、

発注者・協力会社・社内のどこでも起きます。



「簡単には分かり合えない」ことを前提に、

丁寧なやりとりが必要です。

トラブルの9割はコミュニケーションで防げます。



3. 【調査力】発注者の“本音”を先回りする

評価される現場は、

仕様書のその先を読んでいます。

「発注者は、本当は何を求めているのか?」を

先読みし、先回りする工夫が高評価につながります。



4. 【親密力】住民対応は「顧客対応」

公共工事の真の顧客は、発注者だけでなく

近隣住民でもあります。



「騒音対策に工夫してくれて助かった」

「対応が丁寧だった」

こうした声が発注者の耳に届くことで、

現場全体の評価が上がります。



5. 【組織力】現場は“会社全体”で守るもの

成績の良い現場は、

裏側で本社の支援体制が整っています。

工期変更やトラブル発生時、

すぐに支援部隊が動けること。

これが発注者にとっては安心材料になり、

高評価につながります。



6. 【技術力・管理力】一人ひとりの力が現場の信頼をつくる

施工計画、工程調整、安全管理。

どれも現場管理者のスキルと

日々の学びにかかっています。



研修参加、資格取得、読書、他現場見学。

成績上位の現場管理者は、

必ず“自分に投資”しています。



7. 【創造力・発想力】“創意工夫”は最大のアピール

品質、原価、工程、安全、環境。

どの項目にも、ちょっとしたアイデアや

改善提案が評価されます。



「この現場はひと味違う」と思わせる

技術提案・工夫点が、差を生むのです。





評価点を上げるとは、

「信頼」を積み上げることです。

工事成績評定点は、ただの点数ではありません。

それは、現場と施工管理者への“信頼のスコア”です。



今回の「7つの力」は、評価点アップだけでなく、

お客様や地域から選ばれる企業になるための

ヒントでもあります。



*************************************************
【編集後記】
*************************************************

工事成績評定を上げたいというご要望を

寄せられることが多く、今回の記事を執筆しました。

ぜひご活用ください。


*************************************************

研修・個別コンサルティングの ご相談・お問い合わせ

0120-926-810

平日 9:00 - 11:50 / 13:00 - 17:00