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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2025年9月29日
NO2445
◆どうすれば忙しい現場業務の合間に読書をすることができるのか
建設業の現場は忙しく、
次から次へと仕事が押し寄せてくるため、
「読書をする時間なんてない」と感じる
技術者も多いかもしれません。
しかし、成功している人たちは皆、
読書を習慣にしています。
私は、月に1冊以上の本を読まない人に、
大切な現場を任せられないと思います。
困難を乗り越えるだけの
知識が不足しているからです。
では、どうすれば忙しい中でも
読書を続けられるのでしょうか。
今回は、世界的な広告代理店
ハバス・ニューヨークで
CCO(最高クリエイティブ責任者)を務めた
ハリー・バーンスタイン氏の実践例を紹介します。
◆成功者が実践する「読書を習慣にする3つの工夫」
バーンスタイン氏は、
読書を習慣にするために
次のような工夫をしています。
◇本を手に取りやすくする
予期せぬスキマ時間にも本を読めるように、
常に手元に本を置いておきます。
たとえば、現場の詰所や車の中、休憩所などに
1冊置いておくだけで、5分でも10分でも
読書ができるようになります。
◇起床直後と就寝前に読む
「朝の20分間と夜寝る前の20分間は
スマホではなく本を読む」
とバーンスタイン氏は話します。
脳がクリアな時間にインプットすることで、
モチベーションが高まり、
良いアイデアも浮かびやすくなるといいます。
まずは5分からでも構いません。
習慣化が目的です。
◇読書のタイミングを見つけておく
どのタイミングで読書ができそうか、
あらかじめ見通しを立てておくと
実行に移しやすくなります。
たとえば、現場の作業終了後の移動時間、
昼休憩、朝礼前などが
読書タイムになるかもしれません。
◆読んだ内容を「身につける」2つの方法
習慣化と同じくらい大切なのが
「どう読むか」です。
読書の効果を最大限に引き出すには、
マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏の
読書術が参考になります。
◇気づきを余白に書き込む
ただ読むだけではなく、「気づいたこと」
「自分にとって大事だと思ったこと」を
本の余白やメモ帳に書き留めます。
ゲイツ氏は、
「この習慣こそが、自分の学びのカギだ」
と語っています。
◇同じテーマで複数冊読む
一つのテーマについて
複数の著者の視点を読むことで、
知識が立体的になります。
たとえば「リーダーシップ」や
「組織づくり」などのテーマで数冊読むことで、
自分なりの考えを深めることができます。
◆建設技術者におすすめのビジネス書
読書習慣を始めたいが、
何から読んでよいかわからない…
という方のために、
建設技術者におすすめの5冊を紹介します。
◇松下幸之助『人を活かす経営』
人を育てるとは何か、経営の根本が学べます。
◇D・カーネギー『人を動かす』
人間関係の基本が学べる不朽の名作です。
部下育成にも役立ちます。
◇P.F.ドラッカー『経営者の条件』
自らをマネジメントする術が詰まった一冊。
◇スティーブン・R.コヴィー『7つの習慣』
自分の内面を整えることで、
長期的な成果を得る考え方が学べます。
◇ジム・コリンズ『ビジョナリー・カンパニー』
優れた会社とそうでない会社の違いを
明らかにした名著です。
経営やリーダーとしての視点を養いたい人に最適です。
「読む時間がない」と思う前に、
「まずは1ページ読んでみる」から
始めてみませんか。
読書は間違いなく、あなたの視野を広げ、
考え方を磨いてくれます。
施工管理、リーダーシップ、後輩指導――
そのすべてに役立つのが、読書という武器です。
忙しい現場だからこそ、読書を習慣にして、
頭の中を整える時間を持ちたいものです。
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【編集後記】
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「「ありがとう」を制度にすると組織は
どう変わる?6社の事例で読み解く実践のヒント」
の取材をうけ、ハタ コンサルタント株式会社の
事例が掲載されました。
ぜひご覧ください。
https://www.office-hiroba.com/news/951/ ←こちらをクリック
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