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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2026年3月13日
NO2506
◆なぜ叱り上手な人は小さなことで叱るのか
松下電器産業(現・パナソニック)を
一代で世界的企業に育て上げた松下幸之助氏。
その経営の特徴の一つに
「叱って人を育てる」
という教育方針がありました。
幸之助氏は人を育てる際に
「覿面注意(てきめんちゅうい)」
という考え方を大切にしていました。
これは、問題が起きたら、
その場ですぐ注意するというものです。
◆松下幸之助の叱り方
松下幸之助氏は、
かなり厳しく叱ったことで知られています。
ある社員は次のように語っています。
夜10時ごろ呼び出され、
人前でも構わず叱られた。
ストーブの火かき棒で
ストーブを叩きながら怒られたほどだった。
その勢いに圧倒され、
貧血で倒れてしまったほどだそうです。
今の時代では驚くような叱り方です。
しかし松下幸之助氏は、優秀な人ほど
小さなことで叱ったと言われています。
◆小さなことを叱る理由
幸之助氏は次のような言葉を残しています。
「小さな失敗は厳しく叱り、
大きな失敗は発展の糧として研究する」
なぜ小さなことを叱ったのでしょうか。
理由は2つあります。
1)小さな油断が組織を弱くする
優秀な人ほど
「大きな問題でなければいい」
と考えがちです。
しかし、
・整理整頓ができていない
・報告が遅れる
・ルールを少し省略する
こうした小さなことが積み重なると
組織は徐々に弱くなっていきます。
2)小さな問題は組織の警告
大きな問題は、突然起きるわけではありません。
最初は小さなミスやルール違反から始まります。
それが徐々にエスカレートし、
大きな事故や不祥事につながります。
つまり小さな問題は
早期警戒(アーリーウォーニング)なのです。
◆これは建設現場でも同じ
建設現場でも同じことが言えます。
例えば
・ヘルメットのあご紐をしていない
・KYを形だけで終わらせる
・整理整頓ができていない
・安全通路に資材を置く
こうした小さなことを
「まあいいか」と見過ごすと、
やがて大きな事故につながります。
だからこそ現場では
小さなことを見逃さないことが重要です。
◆叱るだけでは人は育たない
しかし松下幸之助氏は、
厳しく叱るだけではありませんでした。
叱った後、必ず本人に電話をしたそうです。
「元気にしとるか」
「機嫌よう働いているか」
つまり叱ったあと必ずフォローしたのです。
だからこそ、社員は叱られても
「自分を思ってくれている」と感じることができました。
◆若手技術者を育てる叱り方
現場でも若手を叱る場面があります。
そのとき大切なのは
叱ることではなく、育てることです。
ポイントは次の2つです。
1)小さなことを見逃さない
2)叱った後はフォローする
この2つができる人が
叱り上手な上司なのかもしれません。
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【編集後記】
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ショート動画をアップしました。
ぜひご覧ください。
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