建設会社のお困りごと支援 ハタ コンサルタント株式会社

社長ブログ

なぜ新技術、新工法を採用しようとすると周りから反発されるのか【がんばれ建設2421】

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2025年7月28日
NO2421


◆なぜ新技術、新工法を採用しようとすると周りから反発されるのか



「現状と異なる方法で施工する」場合、

必ずといっていいほど反発がつきものです。



「そんなの前例がない」

「余計なことをしなくていい」

「なんで今さらそんなことを…」



新しい工法を導入しようとしたとき、

ICTを現場に持ち込もうとしたとき、

あなたにもそんな声を浴びせられた経験が

あるのではないでしょうか。



トム・ピーターズ氏の著書では

こう語られています。



すごいプロジェクト=ルールの変更

ルールの変更=反発するヤツがいる

(これは公理である)



つまり、すごいことをしようと思えば、

誰かが反発するのは当たり前なのです。

そして、それは「本当に価値のあることを

やろうとしている証拠」でもあります。



◆現場でDXや新技術を推進すると…

ICT施工やBIM、AIを活用した工事進行管理など、

いま現場では新技術の導入が進んでいます。

ですが、それに対して必ず現れるのが

「現状維持の姿勢の人」です。



表向きは応援しているが、裏で足を引っ張る人

評論家ぶってあら探しばかりする人

「そんな時間はない」と変化を拒む人



本当に困るのは、こういった人たちが決して

“悪人”ではなく、「善意」から反対してくる

ことすらあるということです。



「心配しているだけだよ」

「若手にはまだ早いよ」

「その技術、ちゃんと安全性は担保されてるの?」



それでも、新しいことに挑戦するためには、

こうした“善意の反対者”も含めて、

味方に引き入れる必要があります。

そのためには、プロジェクトの初期段階では

「静かに」「目立たず」「細心の注意を払って」

進めることも大切です。



◆若手技術者へ伝えたいこと

若い技術者が現状を打破しようとするとき、

よくこんな相談を受けます。



「所長が理解してくれません」

「協力会社が非協力的です」

「新しいことをやると怒られそうで…」



でも、それは

あなたが間違っているのではありません。

むしろ、あなたの行動が

「組織の力関係を揺るがすほど重要なもの」

だからこそ、反発があるのです。



プロジェクトが成功したとき、

誰の笑顔が見たいのか。

そのイメージを持って、強い意志で

一歩を踏み出してほしいと思います。



誰も反発しないプロジェクトなんて、

やる意味がない。

この言葉を、ぜひ胸に刻んでください。



*************************************************
【編集後記】
*************************************************

かなり異常な暑さが続いています。

くれぐれもご安全に。


*************************************************

研修・個別コンサルティングの ご相談・お問い合わせ

0120-926-810

平日 9:00 - 11:50 / 13:00 - 17:00