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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2025年7月18日
NO2418
◆なぜ現場にいると愚痴、不平、不満を言ってしまうのか
「もっといい現場に行きたい」
「休みがもっと欲しい」
「給料が上がれば、やる気も上がるのに」
そんなふうに感じたことはありませんか?
もちろん、
労働環境や待遇の改善はとても大切です。
ただ一方で、「もっともっと」と
追いかけ続けるうちに、
すでにある“ささやかな幸福”を
見落としてしまっているかもしれません。
◆幸せは、遠くの山にはいない
ベルギーの劇作家
メーテルリンクはこう言っています。
「幸福の青い鳥は、身近にいた。いつもここにいた。」
あるテレビ番組で、
奥さんが数日家をあけたときの
ご主人の様子を紹介していました。
「自由だ!」と思えたのは初日だけ。
次第に家事もできず、部屋は散らかり、
食事もコンビニ頼み。
最後は孤独と疲労感でぐったり。
そして奥さんが戻ってきた瞬間に、
「これが幸福だったのか」と気づくのです。
◆“日常”こそが、最大の幸せ
建設現場も同じです。
朝、無事に現場が始まる
同僚と笑い合える昼休み
怪我なく一日が終わる
こうした何気ない日々が、
実はとても貴重なものです。
たとえば足を骨折したとき、当たり前だった
歩行のありがたさに気づくように。
偏頭痛がある人が、頭痛のない日を
「天国のよう」と感じるように。
◆“仕事終わりの一杯”にも、幸福がある
好きな音楽を聴く
温かい風呂に入る
コンビニのからあげを頬張る
どれも大げさなことではありませんが、
「今日も一日がんばったなあ」と感じられる
瞬間が、すでに幸せの中にいる証拠です。
◆“いつかの理想”より、“今日の満足”
「もっと自由になったら…」
「もっと時間ができたら…」
そう思っているうちに、
今ある幸せをすり抜けてしまうかもしれません。
だからこそ、こう自分に問いかけてみたいのです。
「今日、ありがとうと思えたことは何か?」
「自分はどんな幸せの中にいるか?」
建設技術者の皆さん。
現場の厳しさを知っているからこそ、
「日常の幸せ」を感じる力を持っているはずです。
「幸福とは感じるもの」
「幸福は日常の中にある」
この言葉を、そっと心のどこかに
置いておいておきたいものです。
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【編集後記】
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現場でいると、愚痴や不平不満を
自分のエネルギーにしている人を見かけます。
ベテラン同士だと問題ありませんが、若手がそれを聞くと
モチベーションが下がってしまいます。
リーダーは何気ない言葉を言わないようにしたいものです。
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社長ブログ