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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2025年1月15日
NO2349
◆人口1万3千人の町に350万人の観光客を引き寄せた建設会社の秘訣
訪日外国人旅行者数が順調に伸びています。
2024年9月時点での累計は2688万人を突破しました。
日本政府は、6年後の2030年に
「訪日外国人旅行者数6000万人、
訪日外国人旅行消費額15兆円」を目指す
考えを示しています。
日本の観光GDP比
(観光産業がGDPに占める割合)は、
コロナ禍前の2019 年でわずか2.0%。
それに対して、スペインは7.3%、
イタリアは6.2%、 フランスは5.3%と、
世界の観光立国は日本の倍の5%以上を
観光で稼いでいます。
日本が秘めているポテンシャルを考えると、
GDPの10%である50兆円近くを
観光産業で稼いでもおかしくはないでしょう。
ちなみに2022年の日本の
自動車輸出金額が17・3兆円、
半導体などの電子部品の輸出金額が5.5兆円
ですから、日本のGDPを上げるためには、
インバウンドビジネスが決め手です。
一方、
オーバーツーリズムの問題が生じています。
観光地に外国人旅行者が殺到し、
地域住民が迷惑を被っています。
そこで、観光地として注目されていない
ローカルな穴場地域への旅行である
「アンダーツーリズム」を推進すべきでしょう。
魅力的な地方都市に脚光をあて、
観光地化して整備すれば、訪日外国人を
新たに呼び込む力になるだけでなく、
オーバーツーリズムに悩む観光地と
平準化を図ることができます。
建設会社は日本全国に存在しています。
その建設会社が中心になって
地域を観光地として整備し、
外国人を呼び込めば、地域の活性化、
ひいては建設会社の事業拡大が見込めます。
その好事例が、三重県多気郡多気町にある
日本最大級の食と文化が集結した複合商業施設
VISON(ヴィソン)です。
東京ドーム24個分の広大な敷地に、
四季を感じるホテルや日本最大級の産直市場、
薬草で有名な多気町にちなんだ薬草湯、
和食の食材メーカーによる体験型店舗など、
およそ70店舗が出店する巨大商業施設です。
現在、人口1万3千人の多気町に
年間350万人が訪れています。
VISONを創設したのは、
この地で建設会社を経営していた方です。
同じモデルと他の地域でも実現可能だと思います。
VISONの様子はこちらからご覧になれます。
地域活性化の一つの方法として、観光地化を考えてみたいと思います。
『日本の論点 2025―26 GDP世界第4位転落!』
大前研一著を一部参考にしました。
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【編集後記】
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私はVISONに出かけましたが
とても素晴らしい施設です。
何より地元の方々が一所懸命に地産品を
販売されていることが印象的でした。
ぜひ一度お出かけください。
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