建設会社のお困りごと支援 ハタ コンサルタント株式会社

社長ブログ

公共事業は本当に減っているのか。数字に見えない実質減の現実【がんばれ建設2482】

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2026年1月7日
NO2482


◆公共事業は本当に減っているのか。数字に見えない実質減の現実

2025年9月、全国建設業協会(全建)が
発表した最新の調査で、地場建設会社の4割が
「利益が悪化した」と回答しました。
その最大の要因は
「公共工事の受注減少」とのことです。

意外に思う方もいるかもしれません。

「でも、公共事業予算って、そんなに減ってないよね?」

たしかに表向きの予算総額は
維持されているように見えます。
しかし、資材価格や人件費の高騰により、
同じ予算でも発注できる工事件数や
工事量が減っているのです。

つまり、「数字では減っていないけれど、
現場では“減った”と実感している」
これがいま、
私たち建設技術者が直面している
“実質減”の正体です。

◆受注減+コスト増=利益圧迫

今回の調査では、
利益が「悪くなってきた」「悪い」と
回答した企業の75.6%が、
「公共受注の減少」を理由にあげました。
さらに、62.7%が
「資材価格・労務費の上昇」を挙げています。

この2つが重なると、
現場では次のような問題が起こります。

・工事単価は上がらず、利益率が低下
・人手不足なのに人件費は高騰
・発注数が減り、現場の空白期間が増加

その結果、現場技術者にも
「残業を減らせ、でも利益は出せ」
「利益が出ない現場は困る」といった
プレッシャーが重くのしかかるようになります。

◆これからの建設技術者に求められる視点

今後ますます「少ない受注・限られた予算で
どう成果を出すか」が問われる時代になります。

建設技術者には、
以下のような視点を持ってほしいと感じます。

付加価値の高い提案:
ただ見積もるだけでなく、
VE(バリュー・エンジニアリング)や
施工提案で差をつける

原価管理の意識:
現場で数字に強い技術者がこれからのキーマンになる

ICT活用による省力化:
労務費や工期を圧縮できる技術を現場で試す

◆現場で変化を起こせる人になる

「公共工事が減った」「物価が上がった」
これは自分の力ではどうしようもありません。

しかし、その与えられた条件の中で
どう工夫するか、それが技術者としての力量です。

2026年が気持ちを新たに、私たち一人ひとりが、
「受注が減っても、利益を確保できる現場を作る」
「厳しい時代でも、チャレンジを続ける」
そんな意識を持ち続けたいものです。


*************************************************
【編集後記】
*************************************************

例年新年早々、社員の皆さんと初詣に行き、
安全を祈願します。
今年は例年より人出が多かったです。
景気が良くなっている予感がしました。

*************************************************


研修・個別コンサルティングの ご相談・お問い合わせ

0120-926-810

平日 9:00 - 11:50 / 13:00 - 17:00