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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2025年11月7日
NO2460
◆判断基準は「損か得か」ではなく「カッコイイかカッコ悪いか」
今回は、志賀内泰弘さんの
メルマガから影響を受けて、
私たちの仕事に活かせる気づきが得られる
ストーリーをお届けします。
◇新大阪駅での出会い
ある日、新大阪駅のホームで待機していた
大手会社の社長、田中作蔵。
彼は、早めに着いたため
待合室で時間を潰していました。
何気なく目にした光景が、
彼の心に深い影響を与えることになります。
ホームに落ちていたビールの空き缶。
それを見た母親は、8歳くらいの娘に
「拾ってゴミ箱に捨てなさい」と言いました。
娘は「イヤ」と答え、母親はもう一度
「拾いなさい」と言います。
しかし、娘は「だって、損だから嫌だ」と
答え、話は続きます。
◇青年の行動に感動
その時、ホームを歩く青年が空き缶を拾い、
さらにビールの零れた床を
ティッシュで拭っていたのです。
彼は、目立つことなく、そして
何のためらいもなく、その行動を取ったのです。
服装や外見は決して
「カッコイイ」とは言えないものでしたが、
その行動に作蔵は強い感銘を受けました。
◇「カッコイイかカッコ悪いか」
作蔵がその青年に声をかけると、
青年はこう答えました。
「カッコイイかカッコ悪いかで
行動を決めているんです。
空き缶を放置して見て見ぬ振りをする方が
カッコ悪いと思った。それだけです」と。
この一言が作蔵の胸に響きました。
これは工事現場でも同じです。
どんな行動を取るか、どんな判断を下すか、
それが「カッコイイかカッコ悪いか」で
決まることがあるのです。
損得だけで物事を考えてしまいがちな私たちも、
「カッコイイ」判断をすることで、
自分の行動をより価値のあるものに
変えられるはずです。
◇仕事にも活かせる教訓
建設業界では、
どうしても現場の効率や工期を重視し、
目先の損得を考えがちです。
しかし、しっかりとした倫理観や誠実な行動を
取ることで、より信頼を得ることができ、
長期的な視点で成果を生み出します。
現場で小さな行動一つ一つが積み重なり、
結果として「カッコイイ仕事」となるのです。
・急いでいる業者さんにクレーン待ちの順番を譲る
・落ちている番線くずを拾う
・汚れたトイレをサッと洗う
現場で「カッコイイ行動」を選ぶことで、
周りの信頼を得て、より多くのチャンスを
つかむことができると感じます。
◇まとめ
仕事において「損得」だけでなく、
「カッコイイかカッコ悪いか」を基準に
行動を選んでいきましょう。
これが私たち建設技術者として、
より誇りを持って仕事をするための秘訣です。
これからも現場で「カッコイイ」と感じられる
行動を意識して取り組んでいきましょう。
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【編集後記】
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先週は東京、仙台で
1週間研修を行っていました。
全国で活躍する建設技術者から大いに
刺激を受けました。
負けずにがんばります。
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社長ブログ