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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2025年6月13日
NO2390
◆忙しすぎて勉強ができない建設技術者の末路
「毎日忙しすぎて、勉強する余裕なんてないんです」
これは、私が若手技術者からよく聞く言葉です。
確かに現場管理、安全管理、発注者対応、
協力会社との調整。
建設技術者は
常に時間に追われている職種といえるでしょう。
しかし、実は一番忙しいときこそ、
勉強を始めるべきタイミングなのです。
◆時間に追われる毎日から「時間を支配する自分」へ
「忙しいときに資格の勉強を始めるなんて、
さらに余裕がなくなるだけでは?」
そう思う方も多いでしょう。
しかし実際には、勉強を始めることで
心に“ゆとり”が生まれるのです。
なぜか。
それは、自分の意思で時間を使う
=時間を“支配する立場”になれるからです。
◆「自分のための時間」が、心を安定させる
現場では、どうしても
「やらされること」「求められること」に
追われがちです。
そんな中で「自分の意志で始めた勉強」
というのは、自分自身への投資であり、
心のバランスを取り戻す行為になります。
・一日30分、技術士や一級建築士の過去問を解いてみる
・通勤時間に建設業法改正のポイントを読む
・休日に構造計算の参考書を開く
こうした時間が「自分の未来を創っている」
という実感に変わり、結果的に
ストレス耐性も高まっていくのです。
◆「いつかやろう」は、永遠に来ない
建設業界でよく聞く言葉があります。
「現場が落ち着いたら勉強するつもりです」
しかし、現場は次々にやってきます。
完工すれば引き継ぎ、すぐに次の案件。
「いつか時間ができたらやろう」
という考えでは、永遠に勉強を始められません。
「やる時間をつくる」のではなく、
「いま、やりたいことに時間を割く」こと。
これが自分の人生を前に進めるための、
唯一の方法です。
◆先延ばしは、技術者寿命を縮める
勉強を始めるのに早すぎることはありません。
でも、遅すぎるということはあるのです。
あのとき施工管理技士の勉強を始めていれば
あのときCADを覚えていれば
あのときBIMに触れていれば
時間もキャリアも有限です。
「あとでやろう」は、寿命と同じように、
確実に残りを減らしていくのです。
◆「忙しいからこそ、勉強する」という選択を
建設技術者は
「時間に追われる側」になりやすい職業です。
しかしその中で、自分の未来のためにあえて
「時間を使う」姿勢が、心のゆとりと成長をもたらします。
もし今、少しでも
「資格を取りたい」「技術を深めたい」
と思っているなら、今日から5分でも、
始めてみましょう。
「私は、時間の奴隷ではない。時間を支配する技術者だ」
そう言える日が、きっと近づいてきます。
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【編集後記】
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私は、技術者は
勉強が仕事、業務は集金
と考えなければならない
と思っています。
勉強好きな技術者でありたいものです。
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社長ブログ