■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2025年11月26日
NO2467
◆部下が育たない上司の10の行動とは
「最近、若手がなかなか育たない」
「自分が思うように動いてくれない」
そんな悩みを持つ上司の方も多いのではないでしょうか。
実はその原因は、あなた自身の
“管理のやり方”にあるかもしれません。
現場では、
安全・品質・工程管理などで
緊張感が必要です。
しかし、細部にまで過干渉になりすぎると、
部下のやる気や成長を阻害してしまいます。
これを「マイクロマネジメント」と言います。
今回は「マイクロマネジメントになりがちな
上司の10の特徴」をご紹介します。
部下を成長させたいと思うなら、
まずはご自身の言動をチェックしてみてください。
【マイクロマネジメント上司の10の特徴】
1)仕事の進捗を頻繁に確認する
→「終わった?」「どうなってる?」と
繰り返し聞くことで、部下の集中力を
削いでしまう。
2)部下のメールをくまなくチェックする
→CCに必ず入れさせる、言い回しに細かく
口出しするなどは、過剰な干渉です。
3)些細なミスでも厳しく叱責する
→小さな失敗にも目を光らせて叱ると、
部下はチャレンジ精神を失います。
4)仕事のプロセスにまで介入する
→結果だけでなく、やり方にも逐一口を出すと
部下の創造性が奪われます。
5)部下よりも常に自分の判断を優先する
→「俺のやり方が正しい」と思い込み、
部下の意見を軽視しがち。
6)仕事を任せられない
→「結局自分でやったほうが早い」と思い、
任せることができない。
7)部下の意見を聞き入れない
→「どうせ若手の意見なんて…」と
聞く耳を持たないのは、主体性を削ぎます。
8)部下の仕事に常に不満を持つ
→褒めることなく、
「なんでできないんだ」と責めるばかり。
9)過度なルールや報告体制を設ける
→自由度がなく、報告ばかりの環境では、
誰でもモチベーションが下がります。
10)すべての決定に関与しようとする
→「最後は俺の承認が必要」と
全てを把握しようとする。
結果、意思決定も部下の成長も遅れる。
これらは、現場の品質を落とさないための
「正義」から生まれている場合もあります。
しかし、「過剰な正しさ」は人を委縮させ、
組織を疲弊させます。
若手が育たないと感じたとき、まずは自分の
「関わり方」を振り返ってみてください。
◆ではどうすれば良いのか?
過去のメルマガでもご紹介しましたが、
「部下に任せ、成長を促す」ためには
次のような姿勢が大切です。
1)中間報告を求めつつも、細かい口出しはしない(プロセスの自由)
2)失敗しても「チャレンジしたこと」を評価する(心理的安全)
3)決定権を一部委譲する(責任は上司、裁量は部下)
施工管理の現場でも、リーダーシップは
「指示命令型」から「伴走型」へと変化しています。
特に令和の若手技術者は、
「自分で考え、動く」環境を求めています。
◆最後に
部下の成長を支えるリーダーになるためには、
「自分のやり方」を手放す勇気が必要です。
あなたが1つ口を出すたびに、
部下は1つ自分の判断力を
失っているかもしれません。
今日から、「指示」よりも
「質問」を意識してみませんか?
「どうしたい?」「どう思う?」
そんなひと言が、部下の成長を
大きく後押しするのです。
新入社員をどのように育てれば良いかを解説する
「新入社員の育て方セミナー」(無料)を開催します。
来年4月に新入社員を採用する方は、
ぜひご参加ください。
https://hata-web.com/open-seminar/308/?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=202511sodatekata ←こちらをクリック
*************************************************
【編集後記】
*************************************************
部下の育て方は難しいものです。
そのためにも、本文に記載しました
「新入社員育て方セミナー」に
ぜひご参加いただき、新入社員を
大切に育てていただきたいと思います。
毎回早期に満席になるので、
興味ある方は早めにお申し込みください。
*************************************************
社長ブログ