2011年8月29日NO405「事業に失敗するこつ十二か条」
*************************************************************** ■〔1〕「事業に失敗するこつ十二か条」 *************************************************************** お世話になっている皆様 いつもありがとうございます。 ハタ コンサルタント株式会社, 株式会社関西テクノファ 降籏です。 ■「事業に失敗するこつ十二か条」をご紹介します。 ●第一条 旧来の方法が一番よいと信じていること ●第二条 餅は餅屋だとうぬぼれていること ●第三条 ひまがないといって本を読まぬこと ●第四条 どうにかなると考えていること ●第五条 稼ぐに追いつく貧乏なしとむやみやたらと骨を折ること ●第六条 よいものは黙っていても売れると安心していること ●第七条 高い給料は出せないといって人を安く使うこと ●第八条 支払いは延ばす方が得だとなるべく支払わぬ工夫をすること ●第九条 機械は高いといって人を使うこと ●第十条 お客はわがまま過ぎると考えること ●第十一条 商売人は人情は禁物だと考えること ●第十二条 そんなことはできないと改善せぬこと ■では具体的にどのようなことかを見ていきましょう ●第一条 旧来の方法が一番よいと信じていること 世の中の変化についていけず、知らぬ間に商品が陳腐化している ことです。 例えば、旧来の古本屋がブックオフに取って代わられ いつの間にか大きく差をつけられたようなことです。 ●第二条 餅は餅屋だとうぬぼれていること 専門家だからお客様の気持ちがわかっているとは 限りません。 居酒屋の素人だった「和民」が、お客様の心をつかんだのは 居酒屋にサービスを持ち込んだ 素人発想でした。 ●第三条 ひまがないといって本を読まぬこと 最低でも毎月1冊、できるだけ毎週1冊は読みたいものです。 毎月1冊では1年に12冊、10年に120冊しか読めません。 それでは人間が浅くなってしまいます。 歌手の広瀬香美さんは毎日1冊以上読まれるそうです。 そんな知識の広さが独創的な歌作りに 活かされているのでしょう。 ●第四条 どうにかなると考えていること 困難に出会ったときに、 どうにかなるといって放置していて、 それでうまくいく人と、うまくいかない人がいます。 うまくいく人は、普段から準備をしている人です。 「人事を尽くして天命を待つ」ということです。 人事を尽くしていないのに、天命は訪れません。 ●第五条 稼ぐに追いつく貧乏なしとむやみやたらと骨を折ること 「稼ぐに追いつく貧乏なし」とは 常に精を出して働けば、貧乏に苦しむことはない。という意味。 だからといって、むやみやたらに骨を折っても 私たちには1日24時間しかありません。 時間の有効な使い方を知るべきです。 ●第六条 よいものは黙っていても売れると安心していること いくら良い商品でも、環境が変われば売れなくなります。 企業とは環境適応業と心得るべきです。 100人いたお客様が毎年20%づつ減るとすると 1年目 80人 2年目 64人 3年目 51人 と3年で売上半減です。 新規顧客開拓と新商品開発から、力を削いではいけません。 ●第七条 高い給料は出せないといって人を安く使うこと 給料をコストと考えるか 給料を投資と考えるか、の違いです。 高い成果を生み出すためには、相応の投資が必要です。 その昔、松下電器は何業ですかと聞かれ、松下幸之助は、 「わが社は、人をつくっています。 そのついでに家電製品をつくっています」 といいました。 ●第八条 支払いは延ばす方が得だとなるべく支払わぬ工夫をすること 外注会社や資材納入会社を、下請けと考えているうちは 真の協力を得ることができません。 ビジネスパートナーと考え、 共存共栄を目指すべきでしょう。 ●第九条 機械は高いといって人を使うこと 機械化、標準化の進展が業務の効率化につながります。 いつまでも人力だよりだけでは進歩がありません。 海外の見本市に出かけてより良い機械を探す WEBを活用して販売促進する 新しいコンピューターソフトを導入する などを検討しましょう ●第十条 お客はわがまま過ぎると考えること 「お客様がわがままだ」 「利益がでないのはお客様のせいだ」 などと感じるということは 受注できなかったり、問題が起きた時に 他責にしている証拠です。 何でも自責で考える人にしか、勝利の女神は微笑みません。 ●第十一条 商売人は人情は禁物だと考えること 京セラ創業者の稲森和夫さんは 成功者の条件として 能力×熱意×考え方 と言っています。 このうち「考え方」には、利他の精神を第一に挙げています。 利他、すなわち他人を思いやる心、つまりは人情です。 「与えて報いを求めない」精神こそが 成功者の要諦です。 ●第十二条 そんなことはできないと改善せぬこと 「成功の反対は、失敗ではなく、成長だ」 つまり成功するまであきらめずにやる続ける人には 失敗はありません。 諦めずにやる過程で、いかにして成功するかを考え やり方を改善し、自然に成長しているのです。 ■十二条のうち、一つでもあてはまる会社は要注意です。 一つひとつ改善しましょう。 ******************************************************* ■〔2〕【編集後記】 ******************************************************* 今週は関西と中部の往復です 月曜日;京都 火曜日;愛知 水曜日;兵庫県淡路島 木曜日;愛知 金曜日;大阪 土曜日;愛知 JR東海さんにかなり貢献をしてきます。 ************************************************************** 【発行】ハタ コンサルタント株式会社 代表取締役 降籏 達生 【所在地】名古屋市中村区名駅4-2-28 名古屋第2埼玉ビル 【電話】052-533-9688 【FAX】052-533-9689 【ホームページ】https://hata-web.com/ 【作者に直接メールする】furuhata@hata-web.com 【 配信中止はこちら】https://hata-web.com/mail.html **************************************************************