2011年11月17日 NO419「「プラス」を知ると顧客が増える?」
*************************************************************** ■〔1〕「「プラス」を知ると顧客が増える??」 *************************************************************** お世話になっている皆様 いつもありがとうございます。 ハタ コンサルタント株式会社, 株式会社関西テクノファ 降籏です。 ■前回のメールマガジンで、顧客や近隣住民の 「不」を知ることで、評価される提案書や新商品ができる と書きました。 見過ごした方はこちら↓ 「不」を知るとスティーブ・ジョブズになれる? https://hata-web.com/wp/?p=1095 ■「不満足」を「満足」に変えることができるような 提案や商品が評価されるということです。 さて、では顧客に「満足」さえしてもらえばよいのでしょうか。 「満足」とは、 顧客の事前期待と事後評価が同じことをいいます。 期待していたとおりの、評価であったということです 例えば、食事のためにあるお店に行ったら、 予想していたとおりの味や雰囲気だったということです。 ■しかし「満足」が続くと「飽き」がきます。 「飽き」が続くと「浮気」をされてしまいます。 では「飽き」られず「浮気」をされないように するためにはどうすればよいでしょうか。 ■ある塗装工事会社で、学校耐震工事を受注しました。 工事が始まる前に職長、職人が集まってミーティングをしました。 どうすれば、お客様に喜んでもらえるだろうと みんなで話し合いました。 「不満足」を「満足」に変えるために いい工事をすることは当然のこと。 では「満足」を超えるために自分たちが できることは何だろうか。。。 その結果、「きちんと挨拶をする」ということに決めました。 学校の先生や生徒に朝の挨拶をしよう。 それも中途半端でなく、立ち止まって相手の目を見て きちんと頭をさげて「おはようございます」ということにしました。 ■工事が始まり、挨拶を始めました。 はじめは先生も生徒も戸惑いの表情でした。 そりゃそうです。 塗装会社の職人の姿はペンキだらけのニッカポッカで けっしてきれいな恰好ではなく 元気な挨拶との間にギャップがあったからです。 しかし10日も経つと、先生も生徒も慣れてきて 職人たちに返答をするようになりました。 「お、おはようございます」と。 ■工事が始まり2週間が経った時のことです。 塗装工事をしていると、向こうから先生と 生徒20名ほどが工事現場に近づいてきます。 職長のAさんは「なにか、しでかしたかな」と不安に感じました。 そうすると先生が次のようにいいました。 「正直、工事が始まる前は「不安」でいっぱいでした。 生徒がけがをしないだろうか。 変な人が工事にこないだろうか。などと思っていました。 しかし工事が始まると職人の皆さんが、とても元気にあいさつを してくれました。 それにつられて生徒も元気にあいさつをするようになりました。 実は、どうしたら生徒が元気にあいさつをしてくれるのか と私は悩んでいたのです。 そんなとき、職人の皆さんの元気な声に接し 子供たちが大きく変わりました。 私にとって「驚き」であり「感動」でもありました。 Aさん、これから生徒たちに挨拶の仕方や 大切さについてお話しいただけませんでしょうか」 「満足」を超える行動をすることで 顧客の「驚き」と「感動」を招くことができました。 その後、その塗装会社には指名で 仕事が来るようになりました。 ■名古屋に本社がある「リゾートトラスト株式会社」は 「エクシブ」ブランドで全国にリゾートホテルを展開しています。 リゾートホテルは、森や海際の自然の中にあり それを切りひらいて施設を建設しているため 世の中からは環境破壊をしていると思われがちです。 そんな周辺の方々の「不安」をなくすためにISO14001を 取得して環境負荷を減らす活動を遂行しています。 またそれにとどまらずに「プラス」の活動をしています。 例えば、伐った樹の数を超える植樹しています。 さらに「食育」と称して、ホテルがある地元の小中学校に シェフが出向いて子供たちに料理や食材の活かし方を 教えています。 自然の恵みのありがたさ、環境を守ることの大切さを 伝えているのです。 一流のシェフに料理を教えてもらえるので子供たちは 大喜びです。 これは「プラス」の活動をすることで「驚き」や 「感動」を招くための活動です。 ■これらの事例のように「不」を知って提案や商品づくりするだけでなく 「プラス」の要素を加えて「驚き」「感動」を 招く提案や商品づくりが大切です。 ■建設会社の「プラス」の活動事例を紹介します 品質→社内規格値(規格値の85%)で施工する 工程→当初工期より早く施工する 土日祭日催事開催日には休工する 安全→無事故無災害で竣工することは当然のこととして ヒヤリハットもないように施工する 現場にAEDを設置する 職場環境→休憩所、食堂、シャワー等を設置する コミュニケーションの促進する リクリエーションを実施する 自然環境→魚の放流したり、植樹をする 周辺環境→工事周辺の整理、整頓、清掃を実施する 工事現場に植栽の設置して景観を良くする まだまだ他にもあるでしょう 「プラス」の活動をぜひ推進実践しましょう。 ************************************************** [2]セミナー案内 ************************************************** ★建設業の女性力活用セミナー 「男女の違いを知ると仕事はもっと面白くなる」 https://hata-web.com/wp/?p=970 女性の力は大きい! 今回は「男女の違いを知ると仕事はもっと面白くなる」をテーマとして、 男性・女性それぞれの得意分野・不得意分野を知り、 お互いに足りない部分を補い合っていくことで業務を円滑に進め、 さらには業績アップにつなげるという仕組みを学んでいきます。 講義内容 【第1部.男女の脳や視点の違いを理解する】 男性と女性では脳の構造や「働き方」への考えも大きく違います。 会社の中でも、上司の皆さんと女性社員さんが、 男女の違いを理解し、お互いを尊重しあえると、 仕事はもっと面白く楽しくなります。ワークショップ形式。 【第2部.自分の強みとタイプを知る】 女性をタイプ別に分け、自分がどのタイプか理解します。 自分の強みを知って、周囲から必要とされ、 自分自身もイキイキ働ける働き方のポイントを探ります。 ワークショップ形式。 【第3部.他社事例】 他社で女性活用を進めている企業事例や、 働く女性のロールモデルインタビューの事例などをお伝えしますので、 明日から実践できるヒントにしていただきます。 セミナー概要 開催日時 2011年11月18日(金) 13:00~16:00 開催場所 名古屋第二埼玉ビル 地下一階会議室 (名古屋市中村区名駅四丁目2番28号) ユニモール13番出口すぐ 参加費 1,000円 (コンテク会員) 3,000円 (一般参加) 対象者 経営者、女性を部下に持つ管理者、女性社員 講師 株式会社ナチュラルリンク 代表取締役 片山 美菜子 1982年生まれ。2004年、大手人材教育・コンサルティング会社に入社。 成果「ゼロ」の営業マンから、3年後には3年連続トップセールス賞を受賞。 後進の営業パーソン育成に携わった後、 2009年10月株式会社ナチュラルリンク設立。 現在は、女性部下を持つ上司対象の女性マネジメントセミナー、 女性モチベーションアップセミナー等を企業に向けて開催。 男女の脳の違いをベースとしたカリキュラムは実践的で定評がある。 NHK「あさイチ」関西テレビ「スーパーニュースアンカー」、 EO光チャンネル出演。 詳しくはコチラ https://hata-web.com/wp/?p=970 ******************************************************* ■〔3〕【編集後記】 ******************************************************* 人間ドックで、Bランクの項目があり 対処方法は適度な運動とのこと。 そういえば、6年前にアキレス腱を切断してから まともな運動をしていませんでした。 まずは歩くことから始めています。 10月27日18時から名古屋にて 「がんばれ社長」武沢信行さん 「サボる時間術」が売れている理央周さん とともにジョイント講演会を開催します。 ぜひ応援に来てください http://www.facebook.com/event.php?eid=198866120184445 (フェイスブック) ************************************************************** 【発行】ハタ コンサルタント株式会社 代表取締役 降籏 達生 【所在地】名古屋市中村区名駅4-2-28 名古屋第2埼玉ビル 【電話】052-533-9688 【FAX】052-533-9689 【ホームページ】https://hata-web.com/ 【作者に直接メールする】furuhata@hata-web.com 【 配信中止はこちら】https://hata-web.com/mail.html **************************************************************