社長ブログ

2011年12月5日 NO433「女性社員さんが活躍する職場をつくる」

 

「女性社員さんが活躍する職場をつくる」

 

 女性社員さんが、報告に来たとします。

女性「あの、ちょっとお時間よろしいですか?」

上司「おぉ、いいよ」

女性「先日ご依頼いただきました書類ができました」

上司「ああ、そこに置いといて。後で見ておくよ」

(女性「急ぐっていうからがんばって作ったのに。。。」)

こういうやり取りですと、女性社員さんのやる気を損なってしまいます。次のようにしたらどうでしょうか。

女性「あの、ちょっとお時間よろしいですか?」

上司「おぉ、いいよ」

女性「先日ご依頼いただきました書類ができました」

上司「おっ、早かったね!しかもよくできているじゃないか!すごいね!ただ、ここの部分をもう少し詳しく書いてくれるか」

女性「はい、わかりました(^o^)

褒めてからアドバイスをすると女性社員さんのやる気倍増です。

 

 女性社員さんに、注意する場面です。

上司「●●さん、ちょっといいかな」

女性「はい」

上司「先日のクレームの件、なぜそうなったのかな?」

部下「えっと、私としてはお客様にご指摘いただいたときに、きちんと返答できるようにしておけばよかったと、、、」

上司「まあいい

女性「はい、すみません(もっとしっかり叱ってほしいなあ)」

叱るべき時に叱らなかったり逆に頭ごなしに叱ってもかえって逆効果になります。

上司「●●さん、ちょっといいかな」

女性「はい」

上司「●●さん、いつもがんばってくれてありがとう。ところで、先日のクレームの件、どう思う?」

部下「えっと、私としてはお客様にご指摘いただいたときに、きちんと返答できるようにしておけばよかったと、、、」

上司「なるほど、他に何かある?」

(すべてを引き出す)

女性「はい、・・・・ということもありました」

上司「その対応はよくないな。お客様に対して失礼になってしまうからな。・・・・というだけでなく・・・という視点で見ることが大事だよ

女性「はい、わかりました」

上司「これからもがんばろうな!きちんと報告してくれてありがとう!」

(女性「自分の話を聞いてくれた。尊重してくれた上に、アドバイスもくれた!この上司のもとなら、私自身成長できそうに思える。がんばろう!」)

 

 女性社員さん仕事を依頼する場合です。

上司「●●さん、この仕事●日までにやってくれるか」

女性「はい、わかりました(他の仕事で忙しいのに、いつも強引だなあ)」

これを次のように女性のやる気が高まります。

上司「●●さん忙しいところごめん。ちょっといい?」

女性「はい」

上司「急ぎの仕事で申し訳ないけど・・・を・・・までにお願いします(簡潔に2分以内で)」

女性「急ぎですね」

上司「お客様からの急なご依頼なんだ。頼むね、忙しい中ありがとう

女性は「忙しい中だけどよろしく」「ありがとう」などというねぎらいの言葉を求めています。

 

 さてそもそも男女の基本的な違いを理解しておく必要があります。

男性の本能は狩猟民族から来ており「より多く自分の子孫を残したい」というものです。

日々、獲物を探して仕留めることを考えているので瞬間、瞬間が勝負のため以下のような気持になることが多いです。

・拡大したい

・とにかくチャレンジしたい

・結果がすべて

・細かいことは気にならない

・コミュニケーションは最低限でいい

 一方、女性の本能は「より確実に自分の子孫を残したい」というものです。

男性が狩猟に出ているときに家や子供を守らないといけないので、コミュニケーションを大切にします。

・まずは改善したい

・リスクをなくしてからチャレンジする

・結果よりもプロセスを聞いてほしい

・細かいことを気にする

・コミュニケーションを重視する

つまり、初めに書いたやりとりは男性部下にも当てはまることもありますが女性に対しての方がより注意すべきということになります。

 

 これらを踏まえて、女性への対応は次のことを注意する必要があります。

1 めてからアドバイスする

2 日常的に良い部分を見て声掛けする

3 いつも笑顔を心がける(口角をあげる)

 メール応対でも「了解」とか「OK」などのそっけない返答ばかりではなく「ありがとう」「よくできたね」「ぐれいと!」などのちょっとした一言に効き目があります。

 

 ここまでのお話は女性活用に特化し研修やコンサルティングをされている株式会社ナチュラルリンク 片山美奈子さんに教えていただきました。

片山さんのブログhttp://ameblo.jp/mninako/

特に建設業は男性社会で、女性を活用できていない会社が多いです。しかし、住宅などは女性が決定権者であることが多いため、女性社員さんの力が欠かせません。

女性社員さんの力をいっそう活用して業績を上げましょう。