【がんばれ建設】NO 856 【建設技術】「おもしろい漫才は台本がよいのか、話し方がうまいのか」
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
がんばれ建設
〜建設業専門の業績アップの秘策〜
作者;ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2016年2月1日
お世話になっている皆様。
いつもありがとうございます。
ハタ コンサルタント株式会社 降籏達生(ふるはたたつお)です。
**************************************************
今日の一言
「つかみ、ピーク、エンド」
**************************************************
「企業内研修講師 育成講座 基本編」DVD
を本日より2月14日(日)まで
通常価格10,800円を8,640円に20%オフにてご購入いただけます
建設会社にて社内講師をされている方には
お勧めのDVDです
詳しくはこちら
https://hata-web.com/wp/?p=6199
では本日のメインコンテンツです。
*************************************************
「おもしろい漫才は台本がよいのか、話し方がうまいのか」
2月8日(月)19時より
弊社名古屋本社にてセミナー無料説明会を開催します
公開セミナーの説明に加えて、個別相談に応じます
私が対応しますので、ぜひご参加ください
**************************************************
私は大阪出身でもあり漫才が大好きです。
小学校のころから友人と漫才のまねを
していました。
そのとき、2人でまず考えたのは
「台本」です。
テレビの漫才の様子を文字に書き起こし
「台本」を作成し、それをもとに
自分なりの台本を作ったものです。
天才漫才師 横山やすしさんの
マネージャーをされていた大谷由里子さんは
台本なしでの漫才はありえないと
言われます。
企業内研修でも台本は書かせません
台本さえあれば、少々話すことが下手でも
よい研修を実施することができます。
良い台本を作るためのコツは5つあります。
1)「挑戦」と「共感」が相手の心に火を灯す
研修や講演などの場で「だからあなたはダメなんです!」と講師が叫んだら、
聴衆であるあなたはどう思うでしょうか。
指摘が当たっていればドキッし、
逆に「なにくそ、やってやろうじゃないか」と思う人もいるでしょう。
これが聴衆に対する「挑戦」です。
他方、「私も若い頃からずっと、皆さんと同じく現場を転々としてきましてね」
と講師が言ったらどうでしょう。
同じように現場詰めが長い人なら、
「ああ、この講師も私と同じような経験を積んでいるんだな」
と感じるでしょう。
これが「共感」です。
2)失敗体験は「離陸の瞬間」とセットで
失敗談や挫折体験を話すと、多くの聞き手は
「かわいそうに」とか、「苦しかっただろうね」
などと共感してくれます。
それと同時に、「それに比べれば私は幸せ」と思うのです。
だが話し手にとって「表現力」のテクニックとしては、それだけでは不十分。
大切なのは、失敗談や挫折体験とセットで、
「そのどん底からどのように浮かび上がったか」を伝えること。
いわば起死回生となった「離陸の瞬間」を必ずオチにするのである。
そこまで伝えて、相手は「よくがんばったのだなあ」と感じるものです。
3)成功体験は「テクニック」として伝える
成功体験はともすると、話し手の自慢話と受け留められがちです。
長くなると、聞き手にとっては苦痛以外の何ものでもない。
成功体験を人前で話すコツは、
それを「誰にでもできるテクニック」として話すことです。
4)相手が具体的なイメージを思い浮かべられるように助ける
どんな話も、総括としての結論は抽象的になるものです。
例えばあなたが、「知識とともに経験が大切」
ということを相手に伝えたいとしましょう。
だがそれだけでは、あまりにも抽象的。
相手にどう具体的にイメージしてもらえるかが、重要です。
そのためにどんなテクニックがあるか、次のプレぜーテンション例で考えてみよう。
「コンクリート打設前に雨が降っている際、
私は雨量が打設可能な4mm/h以下か、
打設不可能な4mm/h以上かを自分の体感で判断することができます。
雨を見上げて、目を開けていることができれば4mm/h以下、
目を開けていられないようであれば4mm/h以上。
実際に雨量を計測しても、不思議と大はずれはしないのです。
4mm/hを超えると打設してはいけないというのは、
技術者にとっては『知識』です。
4mm/h以下であることが体感で分かるのは『経験』です。
私は技術者にとっては、知識と同じくらい経験も大切だと確信しています」
この例のように、結論を導くうえで具体的な事例で説明することが大切です。
話し手自らの体験談が最も説得力のある材料となりますが、
誰かから聞いたりメディアで触れたりした間接的な事例であっても構わない。
要するに、どんなことを伝えるにしても、
言わんとする主題を相手に具体的なイメージとして
つかんでもらうことが勘所となるのです
5)「つかみ→ピーク→エンド」が鉄板的順番
漫才の世界では、面白いか否かの境界は、
冒頭の1分以内に聴衆を笑わせられるか否かにあるそうです。
つまり「つかみ」が重要なのです。
日常で人前で話をする際にも共通するテーゼと言っていいでしょう。
自分の体験談や話の主題そのものなど、
いろいろな情報が材料になり得ますが、
つかみで大切なのは意外性です。
体験談でも、つかみとして使うなら、少々変わった特別な体験の方がいい。
つかみで座を温めたら、次は話の「ピーク」と「エンド」です。
その名のとおり、ピークとは話の中盤で最も盛り上がる箇所
(歌で言えばサビに当たる)、エンドとは話の最後のことです。
人前で話すうえでは、心の中にいつも「台本」を持てと前述しました。
難しいことではなく、「つかみ→ピーク→エンド」の順番で
話題を整理しておけばいいのです。
具体例を一つ。
「先日、私の家に小学1年生の孫が来た。
『お爺ちゃんはどんな仕事をしてるんだ』と尋ねるから、
『道路を造ってるんだ。お前も将来やってみるか』と答えた。
そうしたら『汚れるから嫌だ』と言うんだ」(=つかみ)
↓
「それで私は思った。全国の小学生が考える
『将来就きたい仕事ベスト10』にいつの日か、
建設分野の技術者や職人を入れてやろうじゃないかと。
今後はそれを私の夢にする」(=ピーク)
↓
「子供たちから『カッコイイ』と言ってもらえるように、
一人ひとりがいつもの作業をどう進めたらいいか、
それぞれに考えながら今日の仕事に取り組もうじゃないか」(=エンド)
************【現在募集中の建設セミナー情報】****************
■2016年度 建設技術者セミナー無料説明会
2016年2月8日(月) 19:00~21:00 名古屋開催
弊社のセミナー、合宿の無料説明会を開催いたします。
社員育成についてのお悩みにもお応えいたします!
■2015年版 建設業ISO14001マニュアル作成セミナー開催
2015年版マニュアル見本を提供します
2016年2月19日(金)9:30~17:00
https://hata-web.com/wp/?p=4992&type=seminer
■建設業に特化した新入社員研修(2016年4月入社予定者対象)
2016年4月
■若手施工管理技術者を育成(現場経験3~5年対象)
2016年7月
■現場代理人を鍛える(現場経験10~15年対象)
2016年5月
https://hata-web.com/wp/?p=319&type=seminer
■工事部課長を育成する(工事部課長、または候補者対象)
2016年6月
https://hata-web.com/wp/?p=2166&type=seminer
*************************************************
【編集後記】
*************************************************
本日は内定者研修でした。
月刊「致知」2月号を用いて
事前に書いた感想文を発表し合いました。
同じ文章でも感じ方が異なり
とても刺激的でした。
なかでも「愛国心」の強さが
年代が異なると大きく違うことが
強い刺激となりました。
_____________________
【無料ノウハウ集提供中】
本メルマガ読者に限定で、建設業向け無料ノウハウ集を提供中です。
無料ノウハウ集の目次です
●人材育成手法
【新入写真育成の秘訣】
【若手社員育成の秘訣】
【現場代理人育成の秘訣】
【工事部長・課長育成の秘訣】
●業績アップ手法
【効果的な新卒採用の方法】
【工事成績評定で80点を取る方法】
【技術提案で高い評価を得る方法】
【原価低減5つのポイント】
【建設業の業績倍増戦略】
【儲かるISOの構築方法】
【WEBを活用して業績向上】
【建設業のISO9001,14001 2015年改訂】
●仕事の質を上げる方法
【朝礼でうまく発言するコツ】
【現場代理人に必要な雑談力】
下記にアクセスしてパスワードを聞かれたら
「hatacon」
と入力してください。
https://hata-web.com/know-how/
●メルマガ「がんばれ建設」バックナンバーはこちら
https://hata-web.com/wp/?type=blog
●YouTube番組「Hata Channel」はこちら
http://www.youtube.com/user/hatacon919
●降籏 達生のプロフィールはこちら
https://hata-web.com/company/staff_furuhata.html
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【発行】ハタ コンサルタント株式会社 代表取締役 降籏 達生
【所在地】愛知県名古屋市中村区名駅4-2-28 名古屋第2埼玉ビル
【電話】052-533-9688 【FAX】052-533-9689
【ホームページ】https://hata-web.com/
【作者に直接メールする】furuhata@hata-web.com
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■