【がんばれ建設】NO 1126【建設技術】「「失敗学」に学ぶ現場の安全７つのポイント」
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がんばれ建設
～建設業専門の業績アップの秘策～
作者；ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2018年6月20日
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お世話になっている皆様。
いつもありがとうございます。
ハタ コンサルタント株式会社 降籏達生（ふるはたたつお）です。
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今日の一言
「真の原因を探れ」
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では本日のメインコンテンツです。
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「「失敗学」に学ぶ現場の安全７つのポイント」
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「現場の失敗がなくならない」
「同じような失敗を繰り返している」
という声をよく聞きます。
特に「失敗」が原因で発生する品質不良や労働災害は
撲滅しなければなりません。
現場で起きる品質、安全上の失敗は以下の10種類に区分できます。
1無知
2不注意
3手順の不順守
4誤判断
5調査、検討の不足
6制約条件の変化
7企画不良
8価値観不良
9組織運営不良
10未知
例えば、
「被災者の不注意が原因だ」
とか
「十分に事前調査しなかったことが原因だ」
というものです。
この場合、再発防止処置は
「不注意ミスをなくすよう教育する」
「事前の調査を充実させる」
となります。
これでは、たいていの場合、その失敗は再発します。
「事故報告書が表面的」
「是正報告書が再発防止になっていない」
「根本的な原因を除去する方法がよくわからない」
なのです。
「失敗学」では、失敗、ミス、事故が起きる
真の原因を以下の7つに分けています。
その真の原因をいかにして解決するか
が重要です。
1戦略があいまい
2変化に対応できない
3イノベーションが生まれない
4現場をうまく活用できない
5真のリーダーシップが存在しない
6「集団の空気」に支配される
7ヒューマンエラーを個人の責任にする
日本軍がアメリカ軍に第二次世界大戦で敗北したのは
「イノベーションが生まれない」
ことが原因と言われています。
アメリカ軍が戦闘機の能力を向上させたのに対し
日本軍は「戦闘機乗りの気合いが足りない」のが原因だとして
「努力」させることに注力したのです。
また近年起きている大企業の品質問題は
「これまでこの方法で検査していたので
大丈夫だろう」という
「「集団の空気」に支配されていた」
ことが原因だと言われています。
自社の品質ミス、労働災害をなくすために
「失敗」の真の原因を探りましょう。
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【編集後記】
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ブロック塀が倒れて人的被害が発生しました。
普段目にしているのに、気づかなかった私たち
建設技術者の責任だと思います。
身の回りのブロック塀が建築基準法を満たしているか
よく確認したいものです。
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