【がんばれ建設】NO 1153【人間力】「「渋沢栄一」に学ぶ3つの要点」
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
作者;ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2018年8月2日
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「「渋沢栄一」に学ぶ3つの要点」
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渋沢栄一は「日本資本主義の父」と呼ばれます。
渋沢は、第一国立銀行、東京ガス、王子製紙、
東京海上火災保険、帝国ホテル、秩父鉄道、キリンビールなど、
日本経済をリードする多数の企業や東京証券取引所の設立に
関わった人物です。
そのため日本における実業の基礎をつくった最大の功労者は、
渋沢といえるでしょう。
なぜ、このような活動ができたのか、3つの要点を
紹介します。
●様々な人の意見を聞き入れ、考えを改める柔軟性があった
もともと実家が農業の傍ら商売をしていたことに加え、
渋沢自身も武士、官僚、実業家と様々な職業に就きました。
そのおかげで多様な立場を理解する器量が身についていきました。
広く情報を集め、その中から一番いい選択をすることで、
何度も困難を乗り越えています。
建設業も多くの専門技術者、技能者の意見
さらには利害関係者、近隣住民の声を踏まえて
施工を進める事で、手戻りのない、品質の高い工事を
することができます。
●ヨーロッパの資本主義経済を“自らの目”で見た
渋沢は一橋慶喜に仕えた後、パリ万国博覧会の使節団の一員として
渡仏します。
そこで「信用」によってお金が回り、産業や経済が
成長していく資本主義の仕組みを知り、衝撃を受けます。
渋沢は、経済こそが近代化の基盤であると見抜いたのです。
そこで彼は、日本に資本主義や実業界を導入し
発展させることに邁進します。
渋沢は、様々な産業に、フランスで学んだ「株式会社」を
作りました。
今でいうエンジェル投資家のように、多数の株式会社の
設立に関わり、私財を投じて自らも株主となり、
自らもプレーヤーとして経営に携わりました。
その数、約500社にも及びます。
建設業も新しい技術や、成長している会社を見て
そこから学び自社に落とし込むことが大切です。
今は特に、ICTやi-Constructionが日々進化しています。
自社は小規模企業なので新技術は関係ない
といっていると時代の流れに置いていかれます
●「道徳」を重んじたこと
明治時代の日本は、欧米から
「商業モラルが最低クラスの国」という評判を受けていました。
渋沢は1902年に欧米を歴訪した際、イギリスの商工会議所の
会員から、「日本の商人はインチキばかりして、
まともな取引ができない」とクレームを受けました。
ショックを受けた渋沢は後に、「義利合一」や
「道徳経済合一」を熱心に唱えるようになります。
これは、もともと渋沢が日本に導入しようとしていた
資本主義が、信用をもとにして経済を回すものであったこと。
さらには「企業の目的が利潤の追求にあっても、
根底には道徳が必要であり、公共に対して責任を
持たなくてはならない」という考えによるものでした。
建設業はどちらかというとブラックなイメージをもたれがちです。
「談合」問題や、「手抜き工事」という印象を
いまだに多くの方が持っています
このことが人手不足の一因になっていることは
否めません。
多くの方が使う建設物の事業に携わっているからこそ
よりいっそう「道徳」意識を持つべきなのでしょう
渋沢栄一のモットーとして3つの要点を
今一度かみしめたいものです。
中国古典研究家 守屋 淳さん
プレジデントオンラインを一部参考にしました。
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高校1年生の女性で建築の仕事をしたいとのことです。
数年後、現場で活躍してくれることを祈っています。
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