【がんばれ建設】NO 1297【建設技術】「早期離職をどうしたら防げるか」
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
作者;ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2019年3月27日
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いつもありがとうございます。
ハタ コンサルタント株式会社 降籏達生(ふるはたたつお)です。
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今日の一言
「ギャップをなくす」
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「早期離職をどうしたら防げるか」
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4月1日から新入社員を迎えるという会社が多いでしょう。
しかし5月の連休明けに、会社に出社しない、いわゆる
「早期離職者」がかなりの割合で発生します
●早期離職のダメージ
早期離職者がいると、会社には大きなダメージがあります。
まず財務的な損失として、採用経費がムダになります
さらに育成に関わった社員や職場全体のモチベーション低下を
招きます。
他の社員の連鎖的な離職につながることも考えられます。
●早期離職の3つの原因
1)期待と現実との差
入社前に会社に抱いていた「期待」と「現実」との乖離です。
まず、1ヶ月目くらいでは、会社の雰囲気に違和感を覚えます
例えば、求人広告や面接では「自由闊達な雰囲気で、意見も
言いやすい環境です」と言われていたのに、先輩や上司が
会社の意向を気にしてあきらめ感が漂っていると
すぐに「聞いていた話と違う」とショックを受けます。
2ヶ月目くらいになると今度は仕事内容についてギャップを
感じ始めます。
例えば「『しっかりと教育をしたのち、現場で活躍していただき
ます』と聞いていたのに、すぐに現場に放り込まれた」
と本人が感じるケース。
会社側としては4月に新入社員研修をしたからいいだろうと
配慮したつもりが、それが上手く伝わっていない。
逆のパターンもあります。
いつまでたっても本社で雑務ばかりで、なかなか現場に
行かせてもらえない。
「いつになったら現場で働けるのだろう」と思ってしまいます。
ギャップを感じたままだと、なかなか職場に馴染めません。
その結果、本人は「この会社は自分とは合わないかもしれない」
と考えてしまいます。
これが早期離職を招く原因になるのです。
この対策は採用時点から始めなければなりません。
求人の際に提供する情報を出来るだけ詳細に記載すること。
良い面だけでなく、マイナス面も正直に伝えること。
人事担当者はどうしてもよいことを言いがちなので、若手で
物事をはっきりいう社員を採用面接に同席させるのがよいです。
入社者が不安になるのは、自分に何が期待されているのか
がわからないことです。
そこで、目標設定の面談を入社初日の研修プログラムに設定
することも有効でしょう。
今後5年間の育成計画を説明することも大切です。
面談でそこを明確にしてもらえれば、最初に簡単な作業的仕事
を任されたとしても、ステップの一つだと理解することが
できます。
2)先輩、上司との人間関係
「直属の先輩や上司との関係性」です。
これは単に仲が良いということではなく、
「相談しやすいか、話しかけ易いか」ということです。
もっとも近くにいる人との関係性がよければ離職はしません。
逆に、その人と共にいるのがいやになると、すぐに離職
したくなります。
ところが、先輩、上司も若手社員を育成した経験が少ない
ことが多いのです。
そこで、先輩上司へ、部下の育て方研修を受けさせることは
欠かせません。
また、毎日部下からの「質問タイム」を設けることで話を聞く場
を作るのがよいでしょう。
入社者はなかなか「わからない」と言いづらいものです。
そこで、疑問や不明点を言いやすい環境を作ってあげることが
不安の解消につながります。
3)仕事が多すぎる、または少なすぎる
業務量の過多、もしくは業務量の過少のことです。
まだ仕事に慣れていないのに、いきなり突貫現場に配置され
喧噪とした雰囲気の中に入ってしまうと、慣れている人には
どうと言うことではない状況でも、入社者にとっては負担が
大きい。
迷惑をかけないように必死でこなそうとして、心身ともに疲弊
してしまう。
逆に業務が少なすぎても離職につながります。
「みんな忙しそうにしているのに、自分だけ早く帰れと言われる。
そのため、現場のことがわからず話についていけない」
自分から積極的に発言することが苦手な方は「業務の少なさ」
に不安・不満を感じる傾向があります。
この対策は、その人の力量を冷静に見て、最初に配属する現場
決めることです。
できればあまり工期が迫っていない現場がよいでしょう。
また入社から1年間は、入社者の給与は現場経費ではなく
本社経費とするのが良いと思います。
現場経費となると、どうしても現場責任者はしっかり働いて
もらわないといけない、と思ってしまいます。
それが業務過多になる原因の一つです。
例えば、ある企業では、中途入社者の入社日から1週間、
誰が一緒にランチに行くかを決めることを義務付けています。
現場では、社員だけでなく、職長にも一緒のランチをお願い
するとよいでしょう。
個人面談や交換日記を定期的に行うことも効果的です。
特に、先輩上司に面と向かって話せない性格の人は
紙に書いてもらうと本音が見えてきます。
来週から新人を迎える方は永く働いてもらえるよう、しっかり
準備をしたいものです。
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【編集後記】
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昨日からゴールデンウィークの新幹線予約が
始まり、ネット予約がとても混み合っていました。
新天皇即位に関連して、いよいよ行事が本格化するようです。
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