【がんばれ建設】NO 1301【人材育成】「いてての法則」
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がんばれ建設
～建設業専門の業績アップの秘策～
作者；ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2019年4月2日
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お世話になっている皆様。
いつもありがとうございます。
ハタ コンサルタント株式会社 降籏達生（ふるはたたつお）です。
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今日の一言
「小さな習慣で大きな成果」
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「いてての法則」
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人が成長するためには「いてて」が必要だと言われます。
お辞儀を何回行っても体は柔らかくなりませんが
さらに強く前屈して「いてて」と感じるところまで体を曲げる
と次第に体は柔らかくなります。
これを「いてての法則」と言います。
つまり「いてて」を感じるほどの負荷をかけないと、人は
成長しないのです。
先日ある建設会社にて現場管理者研修を行いました。
6ヶ月間かけて、施工管理の基本を学ぶ講座です。
研修そのものは4日間ですが、6ヶ月間、継続して行う課題が
あります。
読書、個人面談、掃除です。
読書を行う目的は、継続して知識を得ること、それを要約の形
でアウトプットすることです。その結果、1級施工管理技士
実地試験の合格率が上がります。
個人面談の目的はコミュニケーション能力を高めることです。
施工管理技術者は、顧客、近隣住民、協力会社の方々と
密なコミュニケーションを行う必要があるからです。
清掃を行う目的は、応援される施工管理技術者になることです。
特に若い技術者がベテラン職長、職人から応援されるようになる
ためには、まずは率先して現場環境をよくすることが必要です。
それには現場の、特にトイレ掃除が有効なのです。
6ヶ月間上記項目をやり続けた方から感想を伺いました。
・「これまでほとんど本を読むことはありませんでした。
しかし研修の課題でもあり、取り組もうと思いましたが、
自宅には本がありません。
そこで図書館に行くことにしました。
小学生の子供に声をかけると「一緒に行きたい」とのこと。
それ以来、毎週日曜日に子供と一緒に図書館に行くようになりました。
ある日、妻から言われました。
「子供が、『お父さんはいつも家に帰ってきたらお酒を飲んで
ごろごろしていたのに、最近は本を読んでいてすごいと思う。
日曜日にお父さんと一緒に図書館にいくのがとても楽しみ』
というのよ。
あなた、子供から尊敬されているみたい」
涙がでるほど、うれしく思いました。」
・「私は、人と話すことが苦手で、できるだけ1対1になることを
避けていました。
今回の研修で個人面談をせよ、とのことですが、何を話したら
良いかわからず、ずっと行っていませんでした。
3ヶ月経ったある日、同じグループの方から雑談の方法を
教えてもらいました。
天候、ニュース、旅行、健康のことなどを話せばよいよと。
私は、思い切って雑談をしようと、現場の職人さんに話しかけ
ました。
すると、職人さんはとても喜んでくれ、普段話さない家族のこと
などを話すことができ、距離が縮まったように思います。」
・「トイレ掃除など行ったことがなかったのですが、まずは
現場のトイレ掃除をするようにしました。
現場が休みの時は、自宅のトイレ掃除をしました。
朝トイレに入ったら、出るときにさっと拭き掃除をするように
しました。
すると妻から「あなたどうしたの。結婚してから一度も
掃除することなどなかったのに」と笑顔で言われました。
それまで小便は立ってしていたのですが、飛び散らないよう
座ってするようになりました。
掃除がこんなに気持ちの良いことで、周りの人たちの笑顔を
招くことができるのだと、生まれて初めて知りました」
読書も、面談も、掃除も小さな習慣ですが、「いてて」を乗り
越えたからこそ、大きな成果を生んだようです。
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