建設会社のお困りごと支援 ハタ コンサルタント株式会社

社長ブログ

【がんばれ建設】NO 1322【建設経営】「建設従事者の5割は子どもに建設業を「勧めない」」

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ がんばれ建設 ~建設業専門の業績アップの秘策~ 作者;ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2019年5月9日 ************************************************** 今日の一言 「まずは内部改革から」 ************************************************** ************************************************* 「建設従事者の5割は子どもに建設業を「勧めない」」 ************************************************* 2020年度の採用活動が3月からはじまり、現在最盛期を迎えて います。 建設会社の経営者、人事担当者は、一人でも多くの学生を採用 しようと努力されていることと思います。  日経 xTECHと日経コンストラクションが実施した意識調査 では、若者に建設業界への就職を熱心に勧める人はかなり 少ないという実情が明らかになりました。 「身近な若者や自分の子どもに、建設業界への就職を勧めたい と思うか」という問いに対し、一般の人で「非常にそう思う」 と回答したのはわずか1%です。 「ややそう思う」と合わせても12%にとどまっています。  建設業界の回答者ではこの割合が24%に増えるものの、少数派 であることに変わりはありません。 逆に、「全くそう思わない」または「あまりそう思わない」と 答えた人は建設業界の回答者の50%に及び、一般の44%を上回っ たのです。 建設業界で働く人の2人に1人が、若者に自分の仕事を 「勧めたくない」と考えているのです。 業界団体や企業がいくら仕事の魅力を発信しても、建設業界で 働く身近な大人が反対していては、就職先として若者に選ばれ ない状況を脱するのは難しいです。 建設業界を若者に勧めない理由は以下のとおりです。 1位「労働時間が長そう」一般では50%、建設業界では82% 2位「危険を伴いそう」一般の65%、建設業界の54% 3位「給料が安そう」一般の32%、建設業界の45% 一般の回答者からは、「肉体的にも、精神的にもきつそう」 (29歳以下、製造業)「建設業で働いていた父が何度か倒れた。 体をはった職業という印象が強い」(30歳代、主婦)など、 肉体労働の厳しさを懸念するコメントが目立ちます。  一方、建設会社の回答者からは、現状の経営や労働環境に対 する不満が噴出しました。 「大手の元請け会社はもうかっていても、地方の中小は経営 状況がかつてないほど厳しい」(50歳代、建設会社) 「厳しい工期が設定され、働き方改革の流れと逆行している」 (40歳代、建設会社) 学校での出前授業、採用方法の工夫などイメージアップをいくら 進めても、内部からの不満の声が大きい限り、多くの若者が 入職することはありえません。 まずは労働時間、危険度、給料の改善を進める必要が大きいこと が改めて判明しました。 長谷川 瑤子=日経 xTECH/日経コンストラクション 日経 xTECHを一部参考にしました。 ************************************************* 【編集後記】 ************************************************* 昨日出版社編集者と打ち合わせをし、夏に出版する 「働き方改革」書籍に加えて、来年2月ころもう1冊出版する ことが決まりそうです。 がんばってお役に立てる書籍を執筆します。

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