社長ブログ

【がんばれ建設】NO 1333【コミュニケーション】「女性と仕事をスムーズに行うコツ」

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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
作者;ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2019年5月29日

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今日の一言
「アドバイスはしない」
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「ドボジョ」とか「建設小町」ということばで示すように
建設業に多くの女性が進出するようになりました。
私は今年、のべ20日間の新入社員研修を行いましたが
そのうち、約10%が女性でした。

一方、現場に女性がいる場合に、どのように対応すれば良いのか
わからない、という男性、とりわけオジサンも多いことでしょう。

ここでは現場で女性とうまくやりとりするための秘策をお伝え
しましょう。

脳が相手を魅力的と感じるかどうかは、「フェロモン」の影響
があります。
多くのオジサンはフェロモンが減退しているため、いくら
「言葉」だけで話しても、若い頃のようにはモテません。

「フェロモン」と似た作用があるものとして有名なのが
「オキシトシン」です。
オキシトシンとは主に脳の視床下部の神経分泌細胞で合成され
下垂体後葉から分泌されるホルモンのこと。
別名「抱擁ホルモン」「幸せホルモン」などとも呼ばれています。

オキシトシンの分泌は意図的に増やすことができるのが大きな
ポイントです。
たとえば、男女がお互いに「愛情深い気持ち」になっている
ときは、大量のオキシトシンが分泌されています。
とりわけ盛んに分泌されるのは、「交際3カ月ごろまで」といわ
れています。
しかし実際はそれ以降も、軽くハグをしたり、手をつないだり
肩を抱いたりといったスキンシップで優しい気持ちになって
いるときに、多くのオキシトシンが分泌されています。

しかし、現場でハグや手をつなぐことはできません。
それでは、セクハラといわれてしまいます。
ではどうすればオキシトシンが出るのでしょうか。

若い女性がオジサン世代に求めるのは「安心感」「信頼感」。
つまりオキシトシンは、「信頼できる相手との会話」によって
分泌されるのです。

そうした習性を利用して、共感の空気を作る工夫をしましょう。
そのためのポイントをいくつかまとめてみました。

●低めの声でゆっくり話す。オジサン世代ならではの声は
それだけで効果的。

●相手の話をいきなり「否定」せず、まず受け入れる。
矛盾している、間違っていると思っても、「なるほど」
「そうなんだ」「よくわかるよ」といったん受容する。

●アドバイスは求められた場合のみ。上から目線の説教は絶対
にNG。

●相手の言葉をうまく繰り返す。
たとえば「遊びに行ったんだけど」と言われたら「へえ、
遊びに行ったんだ」。「困ったことがあって」と言われたら
「困ったことがあったの」など。
しかし、「どこに行ったの?」「何に困っているの?」と
矢継ぎ早に質問をすると、相手の安心感、信頼感を阻害して
しまう。

●自分の話題は1~2割にとどめ、8割以上は相手に話をさせる。

●「うなずく」「身を乗り出す」など、相手への共感を身振り
でも伝える。

こうしたポイントを押さえることで相手の「しゃべりたい欲求」
を満たし、共感の空気を作ります。
目の前の女性に「信頼する相手と話している」という感覚を
与えることができれば、オキシトシンも大量分泌します。

すると、あなたは女性から信頼され、仕事もスムーズに
進むことでしょう。

『「モテ」と「非モテ」の脳科学』(菅原道仁著
ワニブックス刊)を一部参考にしました

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【編集後記】
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昨日北海道で研修を行った後、ある受講生が近づいてきて
「降籏さんが書かれた本を読んでいます」
とのこと。
よく聞くと
『受注に成功する!土木・建築の技術提案』(オーム社 )
を読まれたとのこと。
そして「その後、狙った工事をすべて受注しました」
と言われました。苦労して書いた本がお役に立てており
とてもうれしく思いました。

その本はこちらです。
http://hata-web.sakura.ne.jp/ec/html/products/detail/19