【がんばれ建設】NO 1343【社風改善】「インナーブランディングとアウターブランディング」
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
作者;ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2019年6月20日
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今日の一言
「人を大切にする経営」
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「インナーブランディング」と「アウターブランディング」
ということばがあります。
「インナーブランディング」とは、企業が社員にブランドの
意味や経営理念について浸透させ、価値観を共有するための
活動のこと。
それに対して、「アウターブランディング」は顧客向けの
ブランディングのこと。
本質的には、社員に対するインナーブランディングがきちんと
できなければ、顧客に向けたアウターブランディングは
できません。
「インナーブランディング」とは
例えば、我が社は何のためにこの福利厚生に取り組むのか、
リクルーティングや人材育成は、どういう形なら我が社の企業
理念に即しているのか、突き詰めて考える必要があります。
なんとなく「他社がやっているから」というのでは、優秀な人材
は集まらなくなっています。
商品提案も人材育成も、なんとなくやっている企業には、なんと
なく買ってくれるお客様と、なんとなく入ってしまったスタッフ
しか集まらない時代なのです。
「アウターブランディング」とは
例えば、ルイ・ヴィトン。
下地にビニールクロスを貼り合わせたルイ・ヴィトンのトランク
は、世界で最もコピー商品が多いともいわれており、数々の逸話
に彩られています。
金塊を運ぶときに破けなかったとか、タイタニック号が引き上げ
られたときにトランクの中が濡れていなかったとか…。
真偽のほどは問題ではありません。
お客様がブランドに対して「勝手に良いイメージを持つ」という
点が大事なのです。
例えば、リッツ・カールトン。
この世界的なホテルチェーンは、部屋の匂いにもこだわってい
ます。
優先順位が決して高くない匂いにすらこだわるということは、
ベッドや食事や清掃に関してはそれ以上に気を配っているのでは
ないかと、お客様にイメージしてもらうために、匂いに
フォーカスしてブランディングしているのです。
お客様に良いホテルだとイメージしてもらうために、設備から
サービス、社員教育まで一貫してベクトルを合わせていくのが
戦略なのです。
このような「アウターブランディング」を確立するためには
まず最初に「インナーブランディング」が欠かせません。
とくにこれから採用を強化し、育成を進めるためには
どういう会社を作るのか、どういう社員を育てるのか
というブランディングを進める必要があります。
「インナーブランディング」の一つに「人を大切にする経営」
があります。
「人を大切にする会社」をブランドにするということです。
働き方改革とは休み方改革ではなく、会社のブランドを
確立することです。
『ブランド力 今、企業や自治体に求められている大切な価値』
関野吉記著 (日経BPコンサルティング) を参考にしました。
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【編集後記】
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昨日より工事部課長育成3ヶ月コースが開講しました。
全国から集まった工事部課長、および候補者が
集って学んでおられます。
他社の動向が刺激的な様子です。