社長ブログ

【がんばれ建設】NO 1344【建設技術】「「おしごと」を通じて学ぶ」

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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
作者;ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2019年6月24日

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今日の一言
「日々継続して学ぶ」
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グーグルの創業者であるラリー・ペイジとセルゲイ・ブリン、
アマゾンの創業者であるジェフ・ベゾス、マイクロソフト創業者
のビル・ゲイツ。
彼らに共通するのはみなモンテッソーリ教育を受けていたという
ことです。

世界を変えるリーダーを続々輩出する教育法
イタリア人医師
マリア・モンテッソーリが重度の発達障害のある子どもたちを
世話するなかで、子どもたちには自分自身を教育する力が備わっ
ていることを発見し、1907年にローマの貧民街で「子どもの家」
という幼児教育施設を開いたのがモンテッソーリ教育の起源
です。

ほかに、オバマ大統領、クリントン夫妻、イギリス王室の
ウィリアム王子とヘンリー王子、経済学者のピーター・ドラッカー
などもモンテッソーリ教育を受けたといわれています。
日本では将棋の藤井聡太さんがモンテッソーリ教育の幼稚園出身
であることが話題になったのは記憶に新しいです。

ではモンテッソーリの幼稚園では、どんな教育をしているので
しょうか。
子どもたちは「おしごと」と呼ばれるなんらかの作業を自ら
選んでもくもくとこなしています
スタンプを押すおしごと、縫い物をするおしごと、数を数える
お仕事など、さまざまなおしごとのなかから、子どもたちが
その日の気分で好きなものを選んで取り組むのです。

さらに、モンテッソーリの幼稚園では、子どもたちが好きな教具
を自由に選び、遊びながら学びます

大人から指示されなくても、子どもは自分自身を教育するために
必要なおしごとを自分で選ぶことができて、ちょうどよい
おしごとに出会うと深く集中できるのです。

困ったときには大人がお手本を示すことで、”1人でできるよう
に”手伝います。

おしごとを通じて「言語」「秩序」「運動」「感覚」「数」
「文化」の各分野について自然に集中して学びます。
これらを学ぶチャンスは6歳までに集中していると、
モンテッソーリ教育では考えられています。

建設業の人材育成は最重要経営課題です。
建設工事は労働集約型ですので、社員が技術や技能を
高めることで、企業の業績を上げることができるのです。

ではモンテッソーリの幼稚園で学んでいない社員にどのようにして
「言語」「秩序」「運動」「感覚」「数」「文化」の6分野を身
につけさせればよいでしょうか。

「言語」とにかく話す機会を増やすことが大切です。
また月に1冊は本を読んで、感想を書くことを繰り返すことで
語彙力が増します

「秩序」人間学を身につけることが欠かせません。
そのためには上司が模範的な態度で行動し、何気ない言動や
行動をしないことが大切です。

「運動」現場では車を使うことが多く、運動不足になりがちです。
現場近くの地域スポーツ団に加入して、一緒にスポーツをすると
運動になりますし、地域住民とのコミュニケーションにもなります。
ちなみに私は、工事をしているときにはその地域のサッカー部に
入部させていただき、地域の方々との交流を深めていました。

「感覚」建設業はKKD(経験と勘と度胸)が大切と言われます。
幅広い経験をする中で勘を磨き、度胸を持って決断することが
欠かせません。

「数」論理的な思考力が必要です。
そのためには、日頃の会話で数字を用いることです。
「だいたい」「およそ」「約」ということばを飲み込み、
数字で明確に伝える習慣が必要です。

「文化」建設業で働く人はこの部分が欠けていることが多いです。
(私も含めて)
工事をするために様々な土地に行きますので、名所旧跡を訪れ
美術館にて名画に触れる時間を作りましょう。

仕事を通じて学ぶ習慣を身につければ、知らず知らずのうちに
スキルアップすることができます。

『世界7大教育法に学ぶ才能あふれる子の育て方?最高の教科書』
おおたとしまさ著(大和書房)を一部参考にしました。

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【編集後記】
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東京オリンピックの観戦応募をしたうち、バスケットボールの
試合観戦チケットが当選しました。
ちょうど、八村塁がNBA 1巡目指名を得たというニュースが流れ
てきて、ご縁を感じます。
精一杯応援してきます。