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社長ブログ

BIM/CIMとはなんだろうか【がんばれ建設】NO 1350【建設技術】

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ がんばれ建設 ~建設業専門の業績アップの秘策~ 作者;ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2019年7月4日 ************************************************** 今日の一言 「技術者自身がBIM/CIMソフトを使おう」 ************************************************** 最近、BIM/CIMという言葉を聞くことが増えてきました。 ところが内容をよく理解できていないという方が多いことでしょう。 今回はBIM/CIMの解説をします。 土木分野をCIM(Construction Information Modeling)、 建築分野をBIM(Building Information Modeling)といいます。 CIMは、建築分野でのBIM を土木分野に拡大導入させたものです。 計画、調査、設計段階から 3 次元モデルを導入し、その後の 施工、維持管理の各段階においても 3 次元モデルに連携・発展 させ、併せて事業全体にわたる関係者間で情報を共有します。 そのことで、一連の建設生産システムの効率化・高度化を図る ことを目的とした取り組みです。 2018年国土交通省は、国際標準化の動向を踏まえてBIMとCIM の概念を改め、地形や構造物などの 3 次元化全体を「BIM/CIM」 として名称が統一されました。 ●BIM/CIMの導入により、以下6つの効果が期待されています。 1)情報の利活用(設計の可視化) 2)設計の最適化(整合性の確保) 3)施工の高度化(情報化施工)、判断の迅速化 ミスや手戻りの大幅な減少、単純作業の軽減、工程短縮等の 施工現場の安全性向上 4)維持管理の効率化、高度化 インフラの整備・維持管理による国民生活の向上 5)構造物情報の一元化、統合化 6)環境性能評価、構造解析等への活用 ●技術者自身がBIM/CIMソフトを使うメリット 今後の日本では、社会インフラの新設は徐々に減り、既存インフラ の補修や維持管理の比率が高まってきます。 既存構造物を点群にて計測し、新設する土木・建築構造物や 機械・電気設備のBIM/CIMモデルと合わせて計画するニーズは ますます増えてくるでしょう。 技術者自身がBIM/CIMソフトを使うことで、現場や業務を深く 理解することができ、新しい設計手法や工法などのアイデアが 生まれてきます。 これからは本社や専門家任せにせず、現場技術者がBIM/CIMを 扱うことで、より効果的で効率的な業務実施ができるように なるでしょう。 ************************************************* 【編集後記】 ************************************************* 台風の影響で飛行機が飛ばないかと心配していましたが 本州では午後には雨雲はいったん東に移ったようです。 九州ではまだ予断を許さないようです。 九州の建設会社の皆さんは、くれぐれもお体には気をつけて、 国土を守られますよう祈っています。

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