社長ブログ

インフラツーリズムを活かそう【がんばれ建設】NO 1379【建設技術】

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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
作者;ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2019年8月22日

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今日の一言
「身近にある観光資源」
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建設業の魅力を発信して、一般の方々に理解していただき
多くの若い人たちに入職してもらいたい。
これが現在、多くの業界関係者の気持ちでしょう。

その一つの方法にインフラツーリズムがあります。
インフラツーリズムとは、公共施設すなわちインフラストラク
チャーや土木景観を観光資源と位置づけ、実際に現地へ赴き
観光旅行する行為を指す和製英語です。
国土交通省も積極的な利用を奨励しており、政府が推進する
訪日外国人旅行増加手段の一つの柱として位置付けています。

「東の軍艦島」とも呼ばれ長く立ち入り禁止だった「第二海堡
(かいほう)」(千葉県富津市)は、旧日本陸軍が東京湾に建設
した人工島です。
現在は国土交通省が管理し灯台が設置され航路監視業務などに
使われています。
この上陸ツアーが今春から始まりました。
「明治時代の戦争に備えた島が今も残っていたなんて」と驚きな
がら写真撮影を楽しむ多くの人たちが訪問しています。

岩手県西和賀町のダム湖「錦秋湖」では水位が低下する7月下旬に
イベントを開催しました。
町は大規模な投資をせずににぎわいを創出できると今年からライトアップに協力。
ライトアップは9月下旬まで毎日行われます。
町内宿泊者には湖面をスタンドアップパドルボード(SUP)で巡る
ツアーも提供し、2日間で町の人口に迫る約5千人が来場しました。

豊平峡ダム(札幌市南区)では噴出口の間近まで近づいて放水を
見学できるツアーを年1回実施しています。
道内外からのダムファンが集まりました。

「地下神殿」の愛称で人気の首都圏外郭放水路(埼玉県春日部市)
は、地下の巨大空間は洪水対策のための調圧水槽です。
見学時には見られない洪水時の様子を疑似体験できる
AR(拡張現実)アプリを導入し、水がたまる様子が端末画面に
映し出され、多言語で解説も読めます。

まだまだインフラツーリズムに活用できる施設は数多くある
でしょう。
国土交通省や地方公共団体の取組みに、建設会社としても
大いに協力したいものです。

日本経済新聞 8月11日記事を一部参考にしました。

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【編集後記】
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弊社は9月決算で、来期経営計画作成が佳境になってきました。
来期、一層建設業の力になれるよう、新しいことをたくさん
やろうと思っています。