本音を出すとうまくいく【がんばれ建設】NO 1395【現場コミュニケーション技術】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
作者;ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2019年9月17日
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今日の一言
「本音のちょっと出し」
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皆さんは日々の仕事人生で「本音」を言えてますか?
「上司の意見に異議を唱えたいが、言い出しづらい」
「新たな技術提案を思いついたが、会議で反対意見が多そうだから
躊躇している」
「部下のふるまいを注意したいが、やる気をなくされたり、パワハラ
と受け取られたりすると困る」
「相手の本音を引き出したいが、なかなか心を開いてくれない」
「本音」とは、本心から出た言葉のこと。
対義語は「建前(たてまえ)」です。
会社組織というものは多かれ少なかれ建前で動いており、そこで
働いている我々は、往々にして本音を隠してふるまうことを
求められます。
たしかに建前を使えば衝突は避けれられますが、意に反する言葉
や行動を、組織や“場の空気”といったものによって強要される
ことで、ストレスを感じることも多いでしょう。
また、建設会社の中には、建前ばかりを振りかざす社風のある
組織が多くあります。
社長や部長が発言すると、その後社員はみな黙ってしまう社風です。
このような会社は自己変革の機会を失い、いずれ成長が止まるでしょう。
とはいえ、今までまったく本音が言えいなかった人が、いきなり
本音で話すのは、現実感がありません。
そこで、「本音は、ちょっと出す」というやり方があります。
「部長のその意見には賛同できません」
のように本音だけで話すのではなく
「部長のご意見に賛成なのですが、少し私の意見を話しても
よいですか」
のように「本音のちょっと出し」をするのです。
また、建設会社のホームページ採用サイトの社員ブログ、
「我が社はとても働きやすい会社です」と書いたところで
ところで、誰の心にも響きません。
どちらかと言うと「嘘っぽいな。本当にそう思っているのか?」と疑われてしまいます。
しかし、ここでこんな社員ブログを書いたらどうでしょうか。
「我が社は男社会。社員の90%は男性です。
だけど、女性に優しく、その上、男女平等に扱ってくれます。
男性が多い中でも働けるあなたには、おすすめの職場です」
「建前」ばかりだとかえって疑われます。
かといって「本音」で話しすぎると浮いてしまいます。
そこで「本音のちょっと出し」をお勧めします。
『「本音で話す」は武器になる』角田陽一郎著(PHP研究所)を一部参考にしました。
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【編集後記】
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週末にはサッカーの試合に出場しました。
学生時代は体育会にてサッカーをやっていました。
その後建設会社に入ってダムやトンネル現場の際も、地元の
サッカークラブチームに入って活動をしていました。
しかしその後30年近くボールを蹴っていなかったのでとても
不安でした。
この大会は、大学のOBクラブが主体の大会で、北は北海道大学から
南は九州大学まで約20チームが出場するシニアの大会です。
なんと80歳以上の選手も元気にボールを蹴っておられました。
今日は心地よい筋肉痛に見舞われていますが、気分は爽快です。
これをきっかけに定期的にサッカーをしたいと思いました。