社員のやる気を上げる経営方針の作り方【がんばれ建設】NO 1404【社風改善】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
作者;ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2019年10月1日
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今日の一言
「社員の幸せを願う会社の姿勢」
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社員のやる気・モチベーションをあげたい、というのはすべての
経営者、経営幹部が考えていることでしょう。
しかし実際には、モチベーションがかなり低い会社があることも
事実です。
ではどういうときにモチベーションが上がるのでしょうか。
「自分の仕事が、先輩や上司に認められたとき」
「職場の仲間と共に、困難な仕事をやり遂げたとき」
「頑張って設定した目標を達成できたとき」
「自分の仕事で、お客様から笑顔や感謝を頂けたとき」
「仕事を通じて、自己成長を感じたとき」
「自分の仕事(会社)が、社会の役に立っていると実感できたとき」
次にモチベーションが下がるときはどんなときでしょうか
それは上記の反対の状況が起きたときです。
「先輩や上司に認めてもらえない」
「職場の人との一体感や、仲間意識がない」
「設定した目標が達成できない」
「お客様からのクレームが多い」
「仕事を通じての、自己成長を感じられない」
「自分の仕事(会社)が、社会の役に立っていると実感できない」
また、転職サイトには、転職しようと思った理由が書かれています。
「職場の人間関係が悪い」
「サービス残業が多い」
「掲げている理念と、実際にやっていることが乖離している」
「この仕事(会社)に、将来性を感じない」
「安全面・衛生面などの労働環境が悪い」
では、先に挙げたモチベーションが「上がるとき」「下がるとき」
の、どの項目に対して対応すれば良いのでしょうか。
その答えは、「全部に対して」です。
これらをすべて満たすような経営理念や方針を掲げることも
解決策の一つです。
かんてんパパで有名な伊那食品工業の社是は
「いい会社をつくりましょう」です。
『いい会社とは、単に経営上の数字が良いというだけでなく、
会社をとりまくすべての人々が、日常会話の中で 「 いい会社だね 」
と言ってくださるような会社の事です。
「 いい会社 」 は自分たちを含め、すべての人々をハッピーに
します。』(伊那食品工業 HPより引用)
伊那食品工業では、毎年会社のスローガンを掲げているそうですが、
ある年は
「身体にいいことを何か一つ」
がスローガンでした。
会社スローガンなのに仕事には触れていないところに、会社の
姿勢が表れています。
一般的な会社で、このようなスローガンを掲げる会社はあまり
ないでしょう。
これは会社の姿勢、向かう方向が社員の幸せにあり、その結果として
社員のモチベーションが上がっている事例です。
社員のモチベーションが上がる会社の姿勢を構築することが
人材採用、定着のためには重要です。
PHP 延堂溝壑氏の記事を一部参考にしました。
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【編集後記】
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本日、ハタ コンサルタント株式会社は21期を迎えました。
皆さんのご支援のおかげで、20年以上運営し続けられたことに
感謝いたします。
今期も建設業の繁栄とそこで働く人たちの幸せのために
がんばります。