社長ブログ

V6岡田准一は1日に本1冊読むことで自分を変えた【がんばれ建設】NO 1405【自己育成】

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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
作者;ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2019年10月2日

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今日の一言
「人間は“頑張る”ことに耐えられる生きものだ」
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V6の岡田准一は、歌手であるとともに、俳優としても活躍しています。
2014年には『軍師官兵衛』でNHK大河ドラマの主演を務め、同じ
2014年度の第38回日本アカデミー賞では、『蜩ノ記』と『永遠の0』
で最優秀の助演男優賞と主演男優賞をダブル受賞という快挙を
成し遂げました。

私は岡田准一が主演の『永遠の0』『海賊とよばれた男」を観ました
が迫真の演技に魅せられました。

しかしアイドル歌手がどうしてこんなに演技が上手いのだろう、
と疑問を持っていました。

PRESIDENT Onlineにて霜田 明寛さんがその理由をまとめて
おられます。
一部抜粋いたします。

岡田准一は14歳で、デビューしました。

14歳でジャニーズ事務所に入所、その直後にV6としてデビュー。
当時、24歳でジャニーズ最年長デビュー記録を更新した坂本昌行や
長野博といった年長組や、当時のジャニーズJr.で人気を二分してい
た森田剛や三宅健と同じグループに入り、いきなりのデビューです。
三宅いわく「ドライヤーぐらいしか荷物がなくて」
「友達が寄せ書きしてくれたラグビーボールを小脇に抱えて」大阪
から、東京の合宿所にやってきたような状態です。

ジュニア期間がほぼない中でのデビューは、他人から見れば
大チャンスではありますが、突然のデビューに、当時はついていけ
ないことや怒られたことも多くあったようで、そのためか、岡田准一
の人生には、「いきなりデビューしてしまった」という事実が
重くのしかかっています。

「家でボーッとしてる時間なんて、俺には必要ねえ」

岡田准一は、ただ人生の起点が早かったから、早く自己を確立でき
た、というわけではありません。
とにかくその過程での日常の過ごし方がストイックなのです。
そして、そんな日常の過ごし方を変えさせたもの。
それは周囲と差があるという自覚によるものだと語ります。

「芸能界に入り、『天才』と呼ばれる才能ある方々を間近で見て
きました。
自分は地味だから、若いうちから勉強しないと、と心に決めた」
として勉強を始めます。

岡田は悩んだ時期を振り返り、「時間がもったいなくて、家でボーッ
としてる時間なんて、俺には必要ねえって思ってたんです。
本を読むか、映画見るかとか、勉強しなきゃ」とも語っています。

その例がインプットの量です。

10代の頃「家帰ったら映画3本観て、本を1冊読んでみたいなノルマ
を決めて生活してた」と語ります。
もちろん10代といっても、ただの中高生ではなく、多くの仕事に
追われる中でのこの量です。

そうして出逢って心に響いた言葉や、映画の感想やカット割りを
ノートに書き留める、という作業も並行して続けました。

本は、デール・カーネギーをはじめ、考古学に心理学……フロイト
やカントにドストエフスキーにニーチェ、精神世界や
スピリチュアル系の本も読んで、家に遊びに来た母親に
「こんなの読んでるの?」と心配されるほど。
読書習慣だけでもすごいことですが、帰宅前に映画を3本借りて、
朝まで見るというのもかなり大変な行為です。

「ノルマだから、ストイックに観ましたね」

「寝てる時間があったら身になることをしようと。
3本目なんて結局覚えていないから意味はないんですけど、筋肉
トレーニングみたいなものです。
毎日見なきゃって。やり始めたら続けなきゃと。
強迫観念を自分で作ったようなものです」

という言葉からは、ノルマを決めることで自らを追い込み、
それを続けることで、自らの型を作り上げていった姿がうかがえます。

とはいえ、その日々は「下積み」というよりも、現在の岡田を
「下支え」しているイメージ。
その象徴が「学んでる時が幸せ」と語る岡田の言葉です。
辛い下積み時代ではなく、評価される時代の前の、なりたい自分に
なるための蓄積の時期。
それが将来の自分のためになるという確信があるからこそ、
学びを幸せと感じることができる。
学びという成果が出る前の努力の過程を幸せと感じられることこそ
大事なことだったのかもしれません。

岡田はそうした学びの日々を「ひたすら空洞を埋めるために勉強を
した。
10年目くらいで身になってきて、同時に周囲から評価や信頼を
得られるようになった気がする」と振り返ります。

その「10年目くらい」にあたる2005年から岡田が担当するのが、
ラジオ番組『GROWINGREED』です。
「人間は成長する葦である。
『考える葦』は人と出会い、学び、発見することで『行動する葦』
へと成長していく」という岡田にピッタリの番組コンセプト。
五木寛之や林真理子、姜尚中といった作家から、投資家や建築家、
東大教授に芸術家……と多ジャンルの専門家がゲストとして登場し
その数は500人を越えています。
聞き手として彼らと対峙する岡田に信頼を寄せ、何度も登場する人
もいるほどです。

岡田は「僕自身には才能なんてないけれど、唯一あるとしたら才能
ある人々と出会える能力だと思っている」と語っていますが、
その唯一自認する出会う能力ですら、自身の努力が引き寄せたもの
に思えます。
ちなみに読書の習慣は大人になっても途絶えず、30歳の時に
「今、読んでいる本は?」と聞かれて『古事記』と答えています。

「人間は“頑張る”ことに耐えられる生きものだ」と信じ、
「頑張るとか、耐えるって人間の特権だと思う」と話す、
「努力が9割」という言葉を象徴するような岡田准一の人生に
学ぶべきことが多くあるように感じました。

アイドルとしてデビューする人は多くいても、スターになる人は
一握りでしょう。
さらには俳優としても認められるようになるには、相当の努力が
必要なのだと改めてわかりました。

施工管理技術者は約30万人。
その中で一流と呼ばれる人になるには、やはり相当の努力が
欠かせません。 岡田准一に負けないよう、ともに学びましょう。