働き方改革は『人と本と旅』から【がんばれ建設】NO 1419【建設技術】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
作者;ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2019年10月25日
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今日の一言
「生産性を上げる方法とは」
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働き方改革が待ったなしです。
2024年までに残業45時間以内にし、所定休日を消化しなければ
なりません。
さらに採用を増やし、社員の定着率を上げるためには、給与も
底上げしなければならないでしょう。
これを両立させるためには、労働生産性を上げる必要があります。
「労働生産性を上げる」とは、「時間当たりの仕事量(出来高)を
増やす」ことです。
これは、「人が成長すること」と同義です。
これまで5時間かかっていた仕事を、3時間でやれるようになったら
生産性は上がり、周囲から「成長したな」と認められます。
生産性を上げるとは、
●「同じ仕事をより短い時間でこなすこと」
●「同じ時間でたくさんの量をこなすこと」
●「同じ時間で仕事の質を高めること」
であり、それはすなわち、人が「成長すること」を意味しています。
そのためには仕事の仕方を変える必要があります。
その一つがICTの活用であり、多能工・多技術者になり、できる仕事の
幅を広げることでしょう。
原点にさかのぼると「自分の頭で考えること」が重要です。
「知的」とは「自分の頭で考える」ことです。
つまり、知的生産とは、
「自分の頭で考えて、成長すること」です。
そのためには頭を鍛える必要があります。
ドトール社長の鳥羽博通さんは「ハードワーク、ハードシンキング」
だと言っています。
さらに、同じような人に会わず、いろいろな本を読み、似通った
場所には行かないことでも頭を鍛えることができます。
イノベーションやアイデアは、自分の仕事を深堀するだけでは
生まれず、新しい情報や知識を自分の頭の中に取り込むためには、
幅広く学ぶことが必要です。
アメリカの大学生は、4年間で平均400冊の本を読むそうです。
日本の大学生は100冊に満たない。
同じ職場に就いたらどちらの学生に面白い仕事が与えられるかは
自明です。
「会いたいと思った人には、すぐに会いに行く」
「食事やお酒に誘われたら、原則、断らない」
ことが重要でしょう。
たくさんの「人と本と旅」に学び、知的生産術を身につけたいものです。
『知的生産術』出口治明著(日本実業出版社)を一部参考にしました。
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【編集後記】
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昨日から現場代理人育成2日間コースを名古屋にて開催しています。
皆さん熱心に参加されています。
夕方からは書籍の執筆、がんばります。