始める人より続ける人が勝つ【がんばれ建設】NO 1422【建設技術】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
作者;ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2019年10月30日
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今日の一言
「考え続けることが技術者の資質」
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私は毎年250社の建設会社を訪問し、毎年1万人の建設技術者
に会います。
その人たちは、成果を上げる人と、成果を上げない人に分かれます。
成果を上げる人の特徴は、「続ける」ことです。
やりだしたら決してやめずにやり続ける人が成果を出しています。
レオナルド・ダ・ヴィンチは、医学、物理、化学を操る頭脳を
持ち、さらに「モナ・リザ」のようなアートまで描きました。
「私は続けるだろう」…こんなつぶやきが、晩年のダ・ヴィンチ・
ノートに書き残されています。
ダ・ヴィンチが生涯続けたことは、自己表現のアウトプットで
あり、自分のメッセージを伝えることです。
万能の活躍をしたように見えて、実は「調べてノートに書き続ける」、
そして「とにかく絵を描き続ける」という2つのシンプルな
繰り返しからすべては生まれました。
続けるけることが自尊力にもつながり、次第に周囲からも
認められる存在になりました。
日米通算467安打を放ち、45歳まで現役を続けたイチロー選手も、
まさに続けた人です。
試合前には決まったメニューのトレーニングをこなし、試合中は
打席に向かう動作をルーティンとして守り、試合後は必ず道具を
磨く。
遠征先には枕を持ち歩き、自己管理を徹底しました。
大きな成果を上げるには、「新しいことを始める人」とイメージ
しがちです。
でも「続ける」をダ・ヴィンチもイチローも徹底したのです。
何かが生まれるのはその先です。
この順番を間違えてはいけないのでしょう。
今は建設業界ではICTの重要性が説かれ、早く始めなければならない
という風潮があります。
しかしそのような新しいことを始めるのは「続ける」ことができて
から行うべきです。
建設技術者が続けるべきこととは何でしょうか
肉体的アスリートのイチローと違い、建設技術者は知的アスリート
ですから、頭脳を毎日鍛え続けなければなりません。
毎日日報を書き、歩掛りをまとめる
毎日本を読む
部下や上司、協力会社職長と面談をする
技術誌に目を通し最新技術動向を知る
現場の技術提案を考える
社内勉強会で講師を行う
モノがあふれかえっている今、さらなる価値を創造するためには
「続ける」ことが必要です。
まさに、ダ・ヴィンチは、500年以上前からそれを実践していました。
長く続けることは、多くの人間にとって、最強の武器となります。
長く続けることができる人でありたいものです。
『超訳ダ・ヴィンチ・ノート』桜川Daヴィんち著(飛鳥新社)を
一部参考にしました。
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【編集後記】
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私は毎日人前で話していますので、のどの調子が重要です。
先日歌手がどのようにしてのどをケアしているのかを調べたら
「龍角散のど飴」と「吸入器」がいい、と書かれています。
先週から早速始めています。