社長ブログ

「どつき」質問で若手の考える力を養う【がんばれ建設】NO 1434【人材育成】

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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
作者;ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2019年11月19日

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今日の一言
「促成栽培はできない」
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新入社員や若手社員を育成したい、というご要望がここ数年増えています。
そのなかで最も多いのが、若手社員に考える力をつけさせたいという
ものです。

こちらが指示するまで待っているいわゆる「指示待ち人間」の若手
が多いというのです。

「少しは自分で考えてから相談に来てほしい」
「「それは教えてもらっていない」という言葉は止めてほしい」

考える力を養い、高める上で効果を発揮するのが、「どつき」の質問です。
どつきの質問とは、部下が相談や報告に来た際に、すぐ指示・命令を
するのではなく、

「どうして?」
「どのように?」
「どれを?」
「どう思う?」
「どうしてこうなった?」

など、頭に「ど」がつく質問を返して、今後の対応策などを部下に
考えさせるようにはたらきかけることです。

こうした質問を常に投げかけられるうちに、部下は徐々に自分で考え、
自立的に行動できるようになるというわけです。

上司が常に「どつき」質問をすると、そのうち部下は
「上司に相談すると、必ず自分の意見を聞かれるから、考えてから
相談しよう」
という意識が高まります。

一方「どつき」質問の欠点があります。
それは時間がかかるということです。
質問を投げかけ、考えさせ、答えを返すまで待つわけですから、当然
時間がかかるし、根気も要ります。

しかし、本来人間は促成栽培などできるものではありません。

1週間でつけた筋肉は1週間で元に戻り、10年かけてつけた筋肉は
10年間は元に戻らないと言われています。

2010年10月28日、都内で開かれたドラフト会議にて、「ハンカチ王子」
と呼ばれた斎藤佑樹ら話題の選手たちの指名が終わり、閑散とし始めた
会場に最後まで残っていたのが福岡ソフトバンクホークスでした。
育成枠の4位が千賀滉大、5位に牧原大成、そして最終の6位に甲斐拓也。

育成枠出身の彼ら3名をじっくり育て、常勝ホークスを作り上げたように
私たちも新入社員を育てたいものです。

2020年4月に新入社員を採用する会社は多いことでしょう。
「考える力」を持つ新入社員をじっくりと育てたいものです。

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【編集後記】
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八ツ場ダム湖の名称の公募が始まっています。

応募は1人1回限り。
ダム湖の名称案、命名の理由、住所、氏名、電話番号を書いて
工事事務所内の事務局宛てにはがきか
ファクス(0279・82・3529)、
メール(ktr-yanba-koho@mlit.go.jp)
詳しくは八ッ場ダム工事事務所のホームページか
事務局(0279・82・2317)へお問い合わせください。