社長ブログ

いい協力会社、悪い協力会社は何が違うのか【がんばれ建設】NO 1458【建設技術】

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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
作者;ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2019年12月26日

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今日の一言
「会社を見極める4つの条件」
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騙されてしまう人には共通点があります。
「いい人」をすぐに信頼してしまうのです。
いい人かどうか、という曖昧な基準で人を判断してはいけません。
ずっといい人であり続ける人はいないからです。

また人を協力会社に置き換えても同様のことがいえます。

ここではいい協力会社の4条件を考えてみましょう。

1つ目は、「この人は、私に貢献してくれる能力を持っているかどうか」。
2つ目は、「この人は、私に協力してくれる理由を持っているかどうか」。
3つ目は、「この人は、誠意のある人かどうか」。
4つ目は、「この人は、私のために本気を出してくれるかどうか」。

1つ目は、貢献してくれる能力がないからといって、敵になるという
ことではありません。
自分が工事をする時に、実質的な戦力にはならないということです。

例えば能力の高い職人を有していたり、機動力のある協力会社がここに
あたるでしょう。

2つ目は、協力してくれる理由、すなわち、その人にとってのメリット
はあるか、どうかということです。
ビジネスにおいてのメリットは、お金であったり、また信頼関係の構築
であったり、将来の地位であったり、様々ですが、その理由がなければ
味方にはならないでしょう。

例えば「無料で設計協力しますよ」「無料で図面を書きますよ」などと
いう業者があります。
そのあとに、本体の材料や施工というメリットがあるなかで、無料で
行ってもらえるのならありがたいことです。

それがないのに「無料」などと言って近づいてくる人は何か別の下心
があるでしょう。
競合先からのスパイかもしれません。

3つ目は、非常に重要です。
誠意のない人間や会社を味方につけると大変です。

誠意とは、打算的な考えがなく、真心を込めて相手に尽くすことを
いいますが、嘘ばかりつき、肝心な時に逃げてしまうような人は、
味方ではありません。

ビジネス上だけではなく、日常生活においても誠意のない人や会社とは、
付き合わない方が良いでしょう。

4つ目の「私のために本気を出してくれるかどうか」は、いくつかの
条件が整うことが必要です。

例えばある協力会社が、私(わが社)が請け負った工事の施工に際して
本気を出してくれる条件は次のとおりです。

・単価がよい
・1年間通して工事を平準化して発注してもらえる
・現場の手待ち、手戻り、手直しが少ない
・元請現場監督の段取りが早い

つまりいい協力会社と仕事をするためには、元請現場監督も協力会社
への仕事の発注に際して以下を考慮する必要があります。

・よい単価で発注できるようよい単価で受注する
・1年間通して工事を平準化して発注できるよう配慮する
・現場の手待ち、手戻り、手直しが少なくなるよう施工する
・元請現場監督の段取りを早くする

つまりはよい施工管理技術者がよい協力会社と出会えるということです。

『「人生の勝率」の高め方 成功を約束する「選択」のレッスン』土井 英司著(KADOKAWA)を一部参考にしました。

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【編集後記】
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このところ休みなく研修、コンサルティングを行ってきました。
昨日、今年の予定がすべて終了しました。
その途端、声が出なくなってしまいました。。。
のどが話すのを休んでくれ、と言っているようです。
年末年始はできるだけ余分な話をせず(できるかな)
のどを休めます。