社長ブログ

東京オリンピック成功のための建設業界の役割【がんばれ建設】NO 1465【建設技術】

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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
作者;ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年1月14日

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今日の一言
「新技術で世界の信頼を得る」
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2020年はいよいよ東京オリンピックが開催されます。
その際、多くの外国人が日本を訪れることでしょう。
また、2019年の訪日外国人の数は3000万人を超え、今後さらに増える
ことでしょう。

一方、2019年に数多く襲来した台風による洪水や、発生が予想される
首都直下型地震に対して、不安を感じる外国人がおそらくいることと
思います。

2019年には相次ぐ災害で、数多くの公共施設が被災しました。
地域の生活や経済活動に深刻な打撃を与えたとともに、日本の事情を
よく知らない外国人に対してかなりの不安感や不信感を与えたこと
でしょう。

実際に、もしも今年の前半に巨大地震や、梅雨の豪雨が東京を
襲い、インフラに影響があると東京オリンピックの開催が危ぶ
まれ、日本の信用度は大きく落ちることでしょう。
さらには日本の建設技術への信頼も揺らぎかねません。

さらに、公共施設の老朽化が問題となっています。
2012年に発生した中央自動車道笹子トンネルの天井板崩落事故は、
トンネル施設の実情を露見し、総点検されるにいたりました。
しかし、点検後に早期に手当てした方がよいと判断された箇所の修繕は
満足に進んでいません。
災害を未然に防ぐ予防保全策も十分に進展してません。

東京オリンピックの開催を控えて、これまでの同じ考え方で
施設の維持保全を考えても対外的な信頼感は増さないことと
思います。

そこで、私たち建設業界が今後行うべきことは、何でしょうか。

耐震工事、防災・減災工事は今から行っても間に合わないでしょうが
予防保全のために、自己修復材料をはじめとする次世代材料を使用する
ことや、ICTをはじめとする重機やロボットによる自動化施工など、
より一層進展させることはできるでしょう。
そしてそれを全世界に向けて、大きくPRすることが欠かせません。

公共施設の安全、安心に資するような施策をを一層進めることで、
世界から日本に対する信頼感を取り戻し、東京オリンピックを成功
させることこそ日本の建設業界の役割だと思います。

残り半年あまりでオリンピックが始まりますが、私たちの果たすべき
責任は大きいです。

日経コンストラクション記事を一部参考にしました。

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【編集後記】
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先日映画「男はつらいよ」を観てきました。
大笑いしながら、小中学生のころ、よく父と一緒に映画館に行った
ことを思い出しました。