社長ブログ

メールでの内定辞退連絡がなぜ起こるのか【がんばれ建設1472】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年1月23日 

 NO.1472

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今日の一言
「礼には礼で応えよう」
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近年、新卒採用がとても難しくなっています。

建設業で働きたいという学生よりも、

求人の方が多いからです。

その結果、1人の学生が複数の内定を得る

ことが多くなっています。

そのため、内定辞退をするのですが、

その際に問題が起きています。

「内定を出した学生が連絡なく辞退して内定式に来なかった」

「電話をしても出ない」

「メールをしても返信がない」

などです。

人事担当者は必要数の採用するのに一所

懸命になっているので、もしも内定辞退

であれば再募集しなければならない。

ある程度の辞退があることは覚悟して

いるでしょうから早めにきちんと辞退

連絡をもらえれば問題はありません。

ところがずるずると時間がたって、

再募集できない時期になっての辞退は、困ります。

それはその学生だけの問題ではなく、

学校の信頼にもつながります。

その結果、翌年の後輩の就職活動に影響

が出るおそれがあります。

内定辞退をしてはいけないというわけではありません。

複数の会社から内定をとったことは頑張った証しです。

早い段階でマナーよく辞退するならば、かまいません。

会社を辞めるのが自由なように、内定を辞退するのも自由です。

だからこそメールだけで辞退するのではなく、

直筆の便せん封筒で手紙を送るのがよいでしょう。

それだけで相手に誠意が伝わります。

手紙は面倒なものです。

メールだとアドレスを打ち込むだけでよいですが、

手紙だと便せん、封筒、切手が必要で、相手の

住所や部署、役職名まで書かないといけません。

しかし、自分に内定をもらったありがた

みをよく考えて、それを断る重みを肝に

銘じ、礼を尽くして辞退する必要があるでしょう。

一方、自分の仕事の仕方を考えると、

仕事をお断りする際に礼を尽くしているでしょうか。

せっかくご依頼いただいた仕事をお断り

する際、メールだけでなく、電話や手紙

も用いて礼を尽くすことは欠かせません。

返報性の法則というのがあります。

他人から何らかの施しを受けた場合に

お返しをしなければならないという感情

を抱くというものです。

私たちの雑な仕事ぶりが、内定辞退と

いう形でかえってきているのかもしれません。

工事評価点が低いのも、顧客満足度が

低いのも、相手への礼や雑な仕事ぶりが

原因になっていると感じることが多いです。

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【編集後記】
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今日は北国で若手の職人研修を行います。

雪がチラチラしていますが、熱くお話します。