社長ブログ

交渉で勝つためには「ご検討ください」は禁句【がんばれ建設1475】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年1月28日 

 NO.1475

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今日の一言
「PREP話法」
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建設技術者は交渉する場面が多いでしょう。

発注者との交渉、協力会社との交渉、

近隣住民との交渉です。

これをいかにスムーズに、そして有利に

進めることが工事運営にはとても重要です。

●しっかり要望を伝える

遠慮しているようでは、真意は伝わりません。

そのためにも、決め言葉は

「ご決断ください」

「この機会にご採用ください」

です。

一方、

「ご検討ください」

「ご確認ください」

ではその交渉は妥結しません。

つい遠慮して、ご検討、ご確認、といい

がちですが、それを受けた人は、その言葉

どおり、検討、確認をしてくれるかもしれ

ませんが、発注しようとは思わないのです。

●理由+訴求

とはいえ、「ご決断を」とはなかなか言いにくいものです。

その場合は、

理由+訴求

と伝えます。

「この機器を用いるとライニングコストが

 20%低減しますので、ご決断ください」

「この工法ですと、現場の安全性が向上

 しますので、ご判断ください」

などのようです。

要求が明確であればあるほど、そして、

その要求が繰り返されれば繰り返される

ほど、相手は要求に応えなければいけない

と思うものです。

だから、訴求することを恐れてはいけません。

●階段営業

小さな案件では、その場で決めてもらえるで

しょうが、大きな案件や、大きな会社を相手

にすると決まるまで時間がかかるものです。

その場合、「今日の訴求」を決めることが

大切です。

見積もり依頼をもらう

社長面談を約束してもらう

社内プレゼンのチャンスをもらう

などの段階を踏みながら、最終ゴールへと

向かうことを「階段営業」と言います。

大切なことは、「今日の訴求を決めていく」ということです。

なんとなく営業に行くと、雑談で終わってしまいます。

●PREP話法

ではどのように話せば、相手の納得を得られるのでしょうか。

それはPREP話法です。

P ポイント   要点

R リーズン   理由

E イグザンプル 事例

P ポイント   要点

P A工法をお勧めします

R 道路を開削しないので、通行止めの必要がありません

E 2019年度●●工事にて実績があります

P A工法をお勧めします

のようです。

PRESIDENT 2019年12月13日号 記事を一部参考にしました。

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【編集後記】
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 今日はゴルフ場でコンサルティングを行っています。

天候が心配でしたが、青空です。

爽やかな風のもと、しっかりやりきります。