40代をすぎて人間関係、給与が理由での転職は失敗する【がんばれ建設1483】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2020年2月10日
NO.1483
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今日の一言
「特別なスキルを身につけよ」
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先日来、転職のことについて本メルマガを
書いていますが、多くの反響をいただきました。
「どうすれば転職されないようにできるか」
という内容と
「どうすればよい転職先が見つかるか」
という内容です。
建設業界の人手不足の折、ネットでも
施工管理技術者の転職情報が盛んに掲載
されています。
多くの方の興味関心が大きいテーマのよう
ですので、今回も転職について書きます。
一般に35歳までの転職は容易です。
1級施工管理技士を取得しておれば、
なおさら転職しやすいでしょう。
35歳以下の人は、多くの場合、考え方に柔軟性があり、
会社を移って仕事の内容が少々変わっても
その状況に対応できるからです。
だからこそ企業側としては、35歳までは
転職されないように気をつけないといけません。
社員のちょっとした変化を見過ごさず、
フォローして転職されることを防ぐ必要があるでしょう。
特に1ヶ月に1回程度の個人面談は必ず行うべきでしょう。
給与も多めにする方がよいです。
35歳を超えて、40代になると転職は難易度が
かなり高くなります。
40代を超えると、それまでの自分の仕事の
仕方に固執する人が多く、会社としては
扱いにくくなります。
40代に期待している会社が少ないのです。
そのため、「特別なスキル」がない場合は
転職はせず、今の会社にて能力を伸ばし、
仕事の幅を広げた方がよいでしょう。
「特別なスキル」とは、
長大トンネル、ダム、橋梁、高層ビルを
監理技術者として施工した経験を有すること
高評価の技術提案書が書けること
工事成績評定85点を取れること
技術営業スキルが高く、自分で仕事を受注して
自分で施工することができることなどです。
そのような「特別なスキル」がなく
「人間関係がうまくいかないから」
「給料を少しでも上げたいから」
という理由で転職すると、多くの場合失敗します。
さらに50代での転職は非常に難しいです。
40代に「特別なスキル」を得るための準備
をしてきた上で、そのキャリアを50代で実現
しようというのであればよいです。
しかしそうでもないのに、厳しい転職市場に
打って出るのはおすすめできません。
50代で転職をするのなら、1級施工管理技士、
技術士、1級建築士等の資格を活用した
守りの転職しかないと思います。
この場合は、給料が上がることは考えない
方がよいでしょう。
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【編集後記】
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「がんばれ社長」YouTubeにて
「働き方改革」に関する動画を配信しました。
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